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“子育て世代も活躍”とPRしていたのに面接で「子どもいて働けるの?休むよね?どうするつもり?」と責められた女性

2024年01月10日 06:20  キャリコネニュース

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働く親にとって子育てに対する職場の理解は必要不可欠だ。しかし、そうした職場を見つけるのは想像以上に難しいのかもしれない。それは10年以上前、愛知県の50代前半の女性(その他/パート・アルバイト/年収200万円)が離婚し、「頑張って小さな子どもを育てなきゃ」と職探しをしていたときのこと。

職業安定所の紹介で、とある中小の食品会社の面接を受けることになった。なぜならその会社の求人には、次のような魅力的なキャッチコピーが踊っていたからだ。

「応募内容も働く時間もご相談ください」
「女性が多く、子育て世代の人も活躍するアットホームな会社です」

女性は「そこがいいと思いました」と振り返る。職業安定所の職員に「バツイチで小さい子どもがいること」が不安だと伝えると、確認を取ってくれて「先方が『大丈夫ですよ』と言ってくれたので、安心して」面接に向かったという。

ところが女性は、向かった面接で思わぬ対応を受け落胆する。なんと開口一番、

「小さい子どもいて働けるの?休むよね?どうするつもりなの?」

とまくしたてられたのだ。(文:福岡ちはや)

「上から下まで冷たい目でジロジロ見られ……」

面接に対応したのは「社長の奥さんらしき人」だったという。女性は「面接には関係ないことで責められるようなことを次々に言われてびっくりしてしまいました」と当時を振り返った。

「上から下まで冷たい目でジロジロ見られ、『1週間以内に合否の連絡をします』と言われて、悔しい気持ちで帰りました。次の日に不採用の通知と履歴書が届きました」

あまりに早すぎる不採用通知に、女性は「最初から採用する気なんてなかったんですね。バツイチ子持ちを採用するつもりがないなら、職業安定所の人が確認した時点で断ってほしかったです」と不満をもらす。お互いに時間の無駄だったことは間違いない。また、女性は面接を通じて“バツイチ子持ち”をバカにされたと感じたのだろう、

「バツイチ子持ちだからって、働かないなんて決めつけはやめてほしかったです。離婚して子どもを育てなきゃという人は、必死に働くと思うのに。子育て世代の女の人は働けて、バツイチの子育て世代は働けないなんて……」

と悔しさを滲ませた。その一方で、「人を見下す人の下で働かなくて良かったです」と採用されなかったことに胸をなでおろしてもいた。

この会社に一つ物申すとすれば、もう二度と“子育て世代の人も活躍する会社です”などと求人に書かないでもらいたい。

※キャリコネニュースでは「面接での信じられないエピソード」をテーマにアンケートを実施しています。回答はこちらから https://questant.jp/q/74FZSHAJ