世の中には応募者を下に見て、小馬鹿にする面接官が少なくないようだ。50代前半の男性(東京都/クリエイティブ/年収2000万円以上)は30年近く前、グラフィックデザイナーになるためにデザイン事務所に応募した。
「自分なりに広告などのコンセプトやそのスケッチをして勉強しており、面接前に未経験で勉強中の旨を伝えたところ『それでもOK』ということで面接に赴きました」
しかし面接で男性は、見下されるような発言を受けた。(文:林加奈)
「あのとき言い返して良かった」
面接をこう振り返る。
「一転して、スケッチの質などを強めに指摘されて、全くデザインとは全く関係のない大学学部卒だったので、終始我慢して黙って聞いていました」
そして面接官から「将来の夢は?」と聞かれた男性。「留学経験を生かして、デザイナーとして、海外にも出て活躍してみたい」と、当時20代前半だった男性は素直な夢を語るが……。
「事務所のオーナーに『そんなこと、あなたには無理だ。何を大きなことを言っているのか』などさんざん言われ、こちらもカチンときたので『将来の夢を聞かれたため話しただけです。あなたが自分の夢についてとやかく言われるのは筋違いです。どんな夢を見ようと個人の勝手です』と言い返した」
するとオーナーは言い過ぎたと思ったのか、謝ってきたそう。その後、見事に夢をかなえた男性は、「あのとき言い返して良かった」と思っている。
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