男女の友情は成立するかという議論は至る所でされているが、キャリコネニュースの読者投稿には「成立しなかった」事例が数多く寄せられている。
長野県に住む30代前半の男性は「当時付き合って2年ほどの彼女がいました」と綴る。彼女とは同棲中で、結婚の約束も交わしていた。そうして男性が「そろそろ腰を据えようとしていた時」に起きた、最悪な体験を紹介する。(文:國伊レン)
昔の男友達から連絡「ひさしぶりじゃん!」
ある日、男性は彼女と一緒に動物園に行った。その時、預かっていたスマホを誤って落としてしまった。スマホは壊れてしまったが、「また新しいのを買うからいいよ」と言ってくれた彼女。そのため、男性は後日一緒に新しいスマホを買いに行ったそうだ。
新しいスマホを購入してトークアプリを同期していると「以前は友達登録されていなかった昔の男友達」が彼女のスマホに登録されていた。どうやら、電話帳から番号検索で自動的に友達登録されたらしい。
「向こうにも通知が行き、彼女のスマホにその男から『ひさしぶりじゃん!』と連絡が来てました」
それを機に彼女は昔の男友達とやりとりを交わし、男性にもその男友達を紹介してくれる流れになった。
「居酒屋で私、彼女、男の3人で飲み私ともかなりうちとけ、連絡先を交換して2人で一緒に出かけたり、ゲームしたり、相談に乗ったり、かなり仲が良くなっていきました」
彼女の紹介がきっかけとなり、2人での親密な交友が始まった。だがそんなある日、男性は彼女からいきなり「もう別れたい」と告げられたという。
男性が理由を聞いても「なんか急に嫌になった」という曖昧な返答。納得できず色々と質問を重ねても、答えてくれることはなかったそうだ。挙句「とりあえず部屋から一回出て行って1人にして欲しい」と言われ、ビジネスホテルで寝泊まりする生活を余儀なくされる。
「1人だと考え混みすぎてしまう」ため、彼女から紹介された男友達に連絡し、相談に乗ってもらうことにした。「何か知ってるか」と尋ねる男性に
「何も聞いてない、そもそもそんなこと急に言い出す彼女はどう考えてもおかしい」
と答え、慰めてくれた男友達。心が弱っていた男性はその場で泣いてしまい、男友達は何時間も話を聞いてくれた。しかし「それで少し気が楽になり、お開きにしようか」と思った時に、なぜか彼女が登場した。すると男性に向かって「なにA君(男友達の名前)に迷惑かけてんだ!そういう女々しいところがダメなんだ!」と罵倒した彼女。その後、男友達のほうを振り返り「ごめんねA君」とニッコリ。男友達も「いやいいよ」とニッコリしたという。
二人のやり取りを見て「おや?」と思ったが、「いやでもまさか」と思い直した男性。その後3人で店を出ると彼女から、
「今日は毎日ビジホだと可哀想だから家に帰っていいよ。私は友達の家に泊まるから」
と言われ、久しぶりに家に帰れたと振り返る。それぞれ車で来ていたため、各々が反対方向に帰っていった。しかし、実はこの帰り方は「カモフラージュ」だったのだ。【後編】に続く。
※キャリコネニュースでは「恋人に裏切られたことがある人」をテーマにアンケートを実施しています。回答はこちらから https://questant.jp/q/ENDBH7Q6