多様性が重視される現在、人の幸せの形も十人十色だ。しかし、いまだに「女性たるもの結婚して当たり前、義理の親の面倒をして当たり前」と考える、前時代的な人もいるようだ。
岐阜県に住む50代前半の女性(医療・福祉・介護/年収450万円)は45歳のとき、職場の男性から
「結婚していないのは勿体ないよ。まだいけるって。世の中には、自分の親の面倒を見てくれる優しい女性を探してる男はいっぱいいるよ?」
と言われたと振り返る。(文:KZ)
「結婚していきなり親の介護をおしつけられるなんて、ナチュラルに地獄」
男性は得意げな顔で「褒めたつもり」だったようだが、女性は「正気かこいつ?」としか思えなかったそうだ。ちなみにその男性は、一年前に妻を亡くしているのだとか。自身も「親の面倒を見てくれる女性」を探していたのかもしれない。これに女性は
「結婚していきなり親の介護をおしつけられるなんて、ナチュラルに地獄ですし、要介護認定うけてケアマネつけて介護サービス頼めば? です。そもそも結婚してないのが勿体ないとか、昭和の残念な考え方です」
と憤る。
そんな「いいこと言った」という態度だった男性に対し、女性は「どうも」とだけ言って内線電話がかかってきたふりして、その場を離れたそう。
「『女は家政婦じゃないのですよ』と言いたかったです。本当は」
と、当時の怒りはまだ収まらないようだ。
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