2024年01月07日 09:51 弁護士ドットコム
2024年は元日から能登半島地震が、翌2日には羽田の航空機事故が発生し、心休まらないスタートとなった。
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大きな災害によって大切な家族を突然失い、ままならない避難生活を余儀なくされる人々がいる。そうした深い悲しみとは比較するべくもないが、この年末年始、各地では様々なドラマがあった。
新型コロナ5類移行して初めての年末年始とあって、久しぶりに帰省した人も多いはず。そんな人の中には「実母と喧嘩した。もう帰省しない」と怒りのまま宣言する女性や「おみくじがきっかけで年始から交際が始まった」と喜ぶ女性がいた。
この年末年始に読者が経験した、個人的大ニュースをお送りする。
弁護士ドットコムニュースが「年末年始の大ニュース」を1月4日に募集したところ、多くのエピソードが寄せられた。
「実母と口喧嘩して、来年からは、帰省しないことを決意した」と宣言するのは50代女性(愛知県)。
女性によると、母は父の死去後にワガママが増えたそうで、この年始も女性を「タクシー代わり」に使うだけでなく、いつもと違うルートを走ると「お兄ちゃん(女性の兄)は近道してくれる」と小言を言ったり、出発後に「親戚も乗せてってあげて」と女性の都合を無視したりしたという。
また、女性は母が無断で親戚に実家の内装工事をさせていたことにも怒る。「父の死去後に実家を相続し、住んでいないけど固定資産税を支払っているのは私です。今年帰省してみてビックリです」
母への不満は積年のもののようだ。
手土産に選んだ高級な和菓子に「〇〇円もする味じゃない」とケチをつけられてから、「この家にお土産は持ってこない」と決めた女性。しかし、ある年のお盆に『仏壇に何も持ってこないのはアンタだけだよ』とイヤミをいわれて「もう堪忍袋の尾が切れました」
そしてついに母娘関係が決裂する決定打となったのは「この先私は短い。先がない。この保険はもう解約してもいい。先に死ぬのは私」という年明けの発言だったという。
「これでケンカとなり来年度から帰らないと決意しました。子どものころは、優しくて大好きな母でしたが、今は関わりたくありません」
続いては「おみくじ」をめぐる喜びのエピソード。
埼玉県東松山市の50代女性は1月2日、隣町の実家に戻り、知人の男性とともに新年のお参りに出かけたそうだ。
2人で引いたおみくじは「吉」で、さらに番号まで一緒の同じもの。同じものを引く確率はかなり低いという情報を女性が伝えると、「2人で同じ道を歩めってことなんだな」と何かを決意した男性と交際が始まったという。
3年半前に知り合った3歳下の男性とは仕事のパートナーでもあり、「お互いバツ1で家族の事情があるのでこの先何年かは様子見のおつき合いになりそうです」。
おみくじには「恋愛 良い人幸せあり」と書かれていた。
1月1日の能登半島地震の被災エピソードも届いた。
新潟市在住の70代男性は震度5強の揺れに見舞われ、近所の高校に避難。「本当に怖かった。かわいそうなのはペットたちで、指定避難所がないから学校廊下に家族で震えていました」と振り返る。
京都府の60代男性も、最大震度6強を観測した石川県七尾市に旅行に行ったきり、連絡がつかない知人の安否を心配し続けた。1月5日になって、ようやく無事とわかった。
知人は携帯電話が繋がりにくい状態だったそうで「FAXにて『無事だ!』と連絡がありました」。