デンマーク・コペンハーゲンを拠点とするこの企業は、余剰食品廃棄という大きな問題に立ち向かうことを使命として設立され、瞬く間にヨーロッパのフードテック分野の重要なプレーヤーとなった。
余った食品を手頃な価格で消費者へ提供[caption id="attachment_225148" align="aligncenter" width="1646"] Too Good To Go 公式サイトより引用[/caption]
Too Good To Goは、設立者のLucie Basch氏を中心とするパッション溢れる人々によって2016年に設立された企業。レストランやカフェ、食料品店の余剰食品を割引価格で消費者に提供するプラットフォームを構想し、質の良い食品が埋立地行きになるのを防ぐことに取り組んでいる。
ユーザーはアプリを通じて、まだ食べられるが定価では販売されない食品が入った“Magic Bags”を見つけることが可能。これにより、食品廃棄を減らすだけでなく、消費者が地元のお気に入りの店の食事を手頃な価格で楽しむことができる。
ユーザーフレンドリーなアプリとグローバル展開Too Good To Goのインパクトの核心は、ユーザーフレンドリーなモバイルアプリだ。このアプリを使えば、ユーザーは数回タップするだけで、余剰食品を提供する近隣の企業を閲覧したり、Magic Bagを購入したりして、食品廃棄問題に貢献できる。
本国デンマークでの成功は、すぐに世界的な拡大につながった。Too Good To Goは現在、ヨーロッパの複数の国で運営されており、何百万人ものユーザーと地元企業を結びつけている。
環境への影響とサステナビリティへの貢献Too Good To Goは、消費者や企業にとっての経済的利益だけでなく、環境にも大きな影響を与えているという。