マルコ・ベロッキオ監督・脚本の映画『エドガルド・モルターラ ある少年の数奇な運命』が4月26日よりYEBISU GARDEN CINEMA、新宿シネマカリテ、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国で公開される。1858年に起きた「エドガルド・モルターラ誘拐事件」を題材にした同作は、ボローニャのユダヤ人街で家族と共に暮らしていた7歳を迎える男児エドガルドが「何者かに洗礼を受けた」という情報により教会に連れ去られるところから物語が展開。エドガルドの両親は息子を取り戻すためにあらゆる手を尽くすが、教会とローマ教皇は揺らぎつつある権力を強化するためエドガルドの返還に応じようとしないというあらすじだ。スティーヴン・スピルバーグは映画化に向けて書籍の原作権を押さえていたが、7歳のエドガルド役が見つからず映像化を断念したという。日本版ティザービジュアルには「なぜ、僕だったの?」というコピーと共に、エネア・サラ演じるエドガルドと、彼を抱く教皇の姿が確認できる。