新たに“Battle of Technologies”のコンセプトを掲げ、現在の電動最高峰クラス“RX1e”車両に加えて「持続可能な燃料を採用する」内燃機関(ICE)モデルの混走を容認。参戦台数確保へ門戸を広げる方針を示したWorldRX世界ラリークロス選手権だが、2023年もダブルタイトルを獲得したクリストファーソン・モータースポーツ(KMS)は、そんなシリーズの局面移行に際し「新体制でのエントリーを検討している」ことを明かした。
昨季2023年最後のFIA世界モータースポーツ評議会(WMSC)にて、現行RX1eとサステナブル・フューエルのICE搭載車が「同等の条件」で競争することが承認され、統括するFIAが“Battle of Technologies”と呼ぶ新たなフェーズへの移行を表明したシリーズだが、その新年度たる2024年に向け、現世界王者のKMSことフォルクスワーゲン・ディーラーチーム・バウハウスは、その両規定モデルを仕立てて最大5台体制に拡充することを検討しているという。