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出勤前に娘が発熱→上司に「休むとかは検査の後!」と言われて退職した女性

2024年01月05日 12:00  キャリコネニュース

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感染症が流行した時期は、家族の誰かが発熱すれば感染拡大防止のために仕事を休むのが当たり前とされていた。ところが、50代後半の女性(愛知県/年収100万円未満)の以前の職場は違った。

「ある日、私の勤務前日に娘が熱を出し、コロナ禍でしたので早めに上司に連絡しました。上司は『PCR検査は受けたの?休むとかは検査の後!』と言って取り合ってくれませんでした。電話の内容を聞いていた娘は『自分のせいだ!』と泣き出してしまいました」

日曜日の夕方で休日診療所も開いておらず、病院での検査ができない状況に女性は困り果てた。上司はそれを知ってか知らずか、なおも「夜中でも構わないので携帯にメールください」と検査結果を求めるメールを送ってきたそうだ。(文:福岡ちはや)

「信頼関係が保てない職場にはいられない!」

ちなみに女性の仕事は宝くじ売り場のパートだった。PCR検査の結果が絶対ではない以上、客の安全のためにもコロナ感染のおそれがある女性は休むべきだろう。女性は上司の不適切な判断に失望したのか、

「薬局で検査キットを購入し、検査したら娘は陽性でした。その旨上司に報告し、同時に退職の意向を伝えました」

と語る。それを聞いた上司は「支店長と相談してください」と答えたが、驚くことにその裏では女性が辞めることを前提に話が進められていた。

「支店長に相談したところ引き止められました。私も冷静になり、思いとどまりました。しかし、職場の同僚から『辞めるの?上司からあなたが辞めるからシフトの相談!って電話があったから』とメールが来ました。『支店長に留まるように言われているのに、そちらではもう辞めることになってるの?こんな信頼関係が保てない職場にはいられない!』と思い、支店長にその旨を伝え即日に辞めました」

と退職の経緯を綴った。女性は上司の一連の言動はパワハラだったと考えている。

「パワハラを黙らせたいのか、休職分の給与と有給残分、検査キットの代金も支店長が払ってくれました。その半年後、同業他社に採用されて今も勤めていますが、そのような扱いをされることはなく楽しく働いています」

また、女性は「その売り場は新人が続かず、いつもパート募集をしていました。私は経験職だったので応募しましたが、開店時よりいるパートさんがワンマンで、人がやることすべてに文句を言います。しかし、その方とは何とかうまくやっていました」とも語っている。きっと今頃、元上司は新人確保に苦労しているのではないだろうか。

※キャリコネニュースでは引き続きアンケート「仕事を即行でやめた人」を実施しています。回答ページはこちら https://questant.jp/q/HF78WM9H