労働環境があまりにも劣悪な職場なら、傷が浅いうちに辞めるのも身のためだ。広島県の60代後半の女性(個人事業主/年収150万円)は、かつて勤めていた「スーパーのベーカリー部門」を3か月で辞めた経験があるそう。
「水分補給もできない、トイレに行く暇もない」
これだけでも十分ひどいが、このあと女性は次々と暴露していく。(文:長田コウ)
食べ物を扱うのに衛生面にも問題が…
「ポリグローブも5時間破れない限り交換できず、消毒用アルコールも各作業台においてない有り様」
と衛生面にも問題があった。「食べ物扱うのに食の安全意識なさすぎに呆れた」という女性。
さらには「古株の同僚からのパワハラ」や、給料面でも理不尽なことがあった。最低時給が上がると、なんとシフトの時間と日数を減らされたというのだ。パートやアルバイトの従業員でも一定の条件を満たすと社会保険に加入する義務が生じることから、女性はそのスーパーが「社会保険に入れたくないのだろう」と推測している。
結局、3か月で辞めた女性だが後悔一つない様子。
「辞めたら、精神的に楽になった。あえてパワハラをする人と戦っても無駄な労力を使うだけだと思うし、パワハラする人は自分にパワハラしている意識がなく治らないと思って、辞めて逃げるが勝ちと思うようになった」
また、現状についてもこう綴った。
「今は、1人でできる仕事で頑張っていますが、ノーストレスです」
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