アパートやマンションでは、上の階の物音が異様に響く建物もあり、イライラした経験のある人もいるだろう。集合住宅での近隣の騒音に悩まされ続けた後に、無事に解決したという経験談が寄せられた。40代男性(埼玉県/建築・土木技術職/年収600万円)と、騒音の発生源との間に起きた地道な攻防を詳しく紹介したい。
男性が入居している集合住宅では、ペットの飼育が認められている。
「契約のときには説明もなく、契約書に猫1匹なら飼育可と書いてあることを住んでから知った」
というのだが……。(文:林加奈)
放し飼い状態の猫…注意してもらったら「寝ているからうるさいのかわからない」
その後、こんな問題が持ち上がった。
「上の住人が後から入居してきて猫を飼い始めた。年中無休で放し飼い状態で、夜中あまりにもうるさく眠れず管理会社に連絡し、注意してもらったら『寝ているからうるさいのかわからない』と言われた」
階下に響くほどの動きでも、飼い主には認識できないというのだ。頭にきた男性は、うるさくされた日には「壁ドン仕返して」と反撃を試みた。あまり褒められた方法ではないが、上なので天井を叩いたのだろう。すると……
「向こうも朝早く仕事の日とかは階段をドスドス降りて来たりしたので、さらに壁ドンし1年くらい闘い、向こうが出ていく決断をしてくれました」
と、上の階の住民との争いに勝利したことを綴っている。
騒音の発生源である上の住民も、せめて迷惑をかけていることを認めて謝ってくれれば、男性もここまで強硬策に出なかったかもしれない。ただ、相手によっては更にトラブルに発展する可能性もあるため、ベストな解決策とは言えないのが残念だ。
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