コロナ禍では見かけなかったスーパーでの試食。最近になってようやく試食を実施しているところが増えてきたが、そんな試食・試飲販売でひどい迷惑客に遭遇してしまった人がいる。
60代女性（大阪府／サービス・販売・外食）はコロナの前、派遣の仕事でスーパーやドラッグストアで栄養ドリンクの試飲販売をしていた。その時、
「わしは酔ってるから飲んだら吐くぞ」
などと暴言を吐かれ、絡まれてしまった経験を明かした。（文：林加奈）
酔っぱらい客に絡まれているのに店員は出てこない
女性は店側から「飲んだ後の空きビンを店内のあちこちに捨てられないよう、その場で飲んでほしい」との要望を受け、その通りに試飲販売していた。ところが、ある客がドリンクを冷やしているクーラーボックスから勝手に持ち出そうとしたという。
「お客様に『申し訳ありませんが、こちらで飲んで行ってください』と伝えましたら、『わしは酔ってるから飲んだら吐くぞ』と言われ、そこからずっと『なんか文句あるのか』とすごまれ、卑猥な言葉を言われ、クーラーボックスの氷と水を撒いて帰っていきました」
酔っぱらった客に絡まれた女性。こんなクレームを受けているにもかかわらず、店の担当者は出てこなかったという。
「後で知ったのですが、この時メーカーに水のかかった商品への弁償の話をしていたそうです。酔っぱらいのお客様にも呆れましたが、店の人の対応に頭にきて、この店には二度と行っていません」
と綴っている。女性が頭にくるのは無理もない。この場合、商品の弁償の話よりクレーマーへの対応が優先されるべきだろう。
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