2023年12月29日 10:01 弁護士ドットコム
ジャニー喜多川氏の性加害をめぐる旧ジャニーズ事務所の解体的出直し、「街路樹に除草剤 」も話題になったビッグモーターの不正、そして進展が注目される自民党の裏金問題——。
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2023年も日本を揺るがす大きな社会問題がいくつもありました。
一方で、わたしたちの足元の暮らしはどんな1年だったのでしょうか。弁護士ドットコムニュースが「今年のトラブル」を募集したところ、多くのメッセージが届きました。家族や仕事、事件など、いくつかの事例を紹介します。
死別や離婚による「家族との別れ」は大きな出来事です。
「長年配偶者に不倫されており、今年から不倫相手との裁判が始まり、自分の配偶者がその不倫相手から婚約破棄の訴訟を起こされ、自分の配偶者が自殺しました。不倫相手に貢いでいた借金やら出てきて、バタバタしている所です」(女性・40代)
「母の入院が多く、対応が大変な1年でした。次兄の法要も2回目を迎え、まだまだ死んだ事に耐えられずにいます」(記載なし)
詐欺のニュースはよく見かけても、まさか自分の身に起こるとは思っていない人も多いのではないでしょうか。詐欺被害の報告も少なくありません。
「フィッシング詐欺に遭いました。ペイペイカードの不正利用にも遭いました」(女性・50代・大阪)
「投資詐欺にあいました。4万円くらいの少額なので、こんな詐欺ないんじゃと思ってスマホで手続きが進み引き出されてしまいました。2日目に警察に行きカードの解約と口座閉鎖電話には出ないことと注意されました」(記載なし)
今年は行動規制が緩和されたことで「日常」が戻ってきたと思われながらも、いまだ新型コロナで困っているという声は少なくありませんでした。一方で、喜ばしい声も。
「コロナ下以来、首都圏の孫にようやく会えました。携帯で毎日観てたけど、やはり直接会えると可愛いです。想像通り大泣きされました。まだ1歳未満です男の子」(男性・70代・新潟市)
最近では、親族間で写真共有アプリを使って、孫の成長を随時観察するのも定番になりつつあるようです。
そして、今年の大きな変化として、インボイス制度のスタートもあげられます。多くのフリーランスや個人事業主から導入反対の声が上がり続けていましたが、「ただでさえ収入が低いのにインボイス制度で生きていけません」(記載なし)というメッセージも寄せられました。
「先月からパートを始めた」という女性は「去年急きょ退職し、持病治療のため入院やら手術やらどんどんお金はかかるけど税金、年金やら払うものありすぎて生活がやっとで、大変で」と心細さを漏らします。
2024年には新NISAが始まるほか、所得税などの定額減税も実施される予定です。私たちの生活にどんな変化があるのでしょうか。