通夜や葬儀は、社会人としての礼儀やマナーが求められる場所のひとつだ。服装や振る舞いには細心の注意を払いたいもの。しかし、明らかなマナー違反に二度も遭遇したというエピソードが寄せられている。長崎県の70代女性(教育・保育・公務員・農林水産・その他/年収100万円未満)は、義父の葬儀でこんな参列者に遭遇した。(文:林加奈)
「近所の方が弔問にいらして、置いていかれた香典。記録しようと封を開けたら空でした」
「まだ中身を入れていなかったのを持っていかれた」
女性はさんざん迷った挙句、そのご近所さんの家を訪ね、中身が空だったことを告げると、お嫁さんが「まだ中身を入れていなかったのを持っていかれた」と説明したそう。
うっかりミスでは済まされないレベルだが、もしかしたらお嫁さんの故意だったのではないかと思う出来事がこのあと起きた。それから数年後、そのご近所さんが亡くなり、お嫁さんは女性に「弔問に来てください」と言ってきた。女性は店を経営しており、接客中だったことから「後で伺います」と返すも、お嫁さんは「今すぐ来てください」と急かしてきたため女性の夫が弔問した。ところが、その家で葬儀は行われておらず「兄弟の家でしてる」とのこと。
「要するに、香典が欲しかったみたいです。もちろん、香典返しもありません」
と、驚きの結末を明かした。ここまで常識に欠けていると、空の香典袋ももはや故意ではないかと疑ってしまう。女性は「こういう人、初めて知りました」と、呆れた様子で回答を締めくくった。
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