労力と時間、コストをかけてでも徹底的に清潔であろうとする人たち。東京都の50代後半の女性(サービス・販売・外食/年収200万円)は、
「毎日、ウエットティッシュを大量に買い、朝晩と床拭きをする」
と告白する。「業者さんなどが自宅に上がった時は帰ってから歩いた場所を拭く」そうで、朝晩のルーティンを加えると3回も床拭きすることもあるようだ。さすがに女性も「疲れるので極力、家に人を上げない」ようにしているが、拭くのは床だけではないようで……。
帰宅後、洗えるものは冬のコートでも洗う
ウエットティッシュの出番は、床拭きのときだけではないらしく、
「スーパーで買ってきた物は全てウエットで拭いてからでないと冷蔵庫に入れられない」
「家族が乗って帰ってきた自転車は毎日拭く」
というから1か月に消費するウエットティッシュの量は凄まじいだろう。
さらに「キッチンを汚すと掃除が面倒なので、料理は簡単なもので済ませる」「外のトイレは極力使わずに我慢する」といった苦労もあるようだ。
北海道の50代後半の女性(教育・保育・公務員・農林水産・その他/年収100万円)も、「購入したものは未だに全てアルコールティッシュで拭いています」と明かす。洗えるものは洗うようで、
「新品の衣類を洗うのはもちろん、一度でも外出をしたら着ていた衣類は全て洗います。コートも洗うので冬はなかなか大変です」
とこぼす。
女性は「元々潔癖症でした」というがコロナ禍以降、ひどくなったそう。買い物には「使い捨てポリ手袋」が今でも欠かせないほか、外出する際にはさまざまな物を持参する。病院には「使い捨てスリッパを持参」を、外食時には「マイ箸・お醤油・お茶など持参できるものは持参します」と不便な日常を綴っていた。
”こだわり”程度で済んでいればいいが、もし仕事や日常生活に支障をきたしているという人は、専門家に相談してみてほしい。
※キャリコネニュースでは「潔癖症の人」をテーマにアンケートを実施しています。回答はこちらから https://questant.jp/q/8ODMBGW7