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ABEMA「日本アニメトレンド大賞2023」発表! 潘めぐみ“来年もアンタの推しの子になってやる!”【レポート】

2023年12月28日 12:41  アニメ!アニメ!

アニメ!アニメ!

『日本アニメトレンド大賞2023』よりスクリーンショット(C)AbemaTV
新しい未来のテレビ「ABEMA(アベマ)」が12月27日、国内最大級のアニメアワード『日本アニメトレンド大賞2023』を放送し、今年“一番バズったアニメ”を発表しました。ここでは各賞受賞者の言葉とともに、受賞作品を振り返ります!

よる8時から時間生放送となった『日本アニメトレンド大賞2023』は、ハライチの岩井勇気さん、NONSTYLEの井上裕介さん、向清太朗(天津向)さん、マヂカルラブリーの村上さんの4人をメインMCに、ゲストに松村沙友理さん、EXILE / FANTASTICSの世界さん、三田麻央さん、進行役として宇垣美里さんが出演しました。

「日本アニメトレンド大賞」とは、SpotifyやTikTok、X(旧Twitter)、Yahoo! JAPAN、アニメイト、当サイト・アニメ!アニメ!、そしてABEMAと計7つのメディアのデータを元にさまざまな角度から2023年のアニメ作品を分析し、各部門の“大賞”作品を選出するものです。

冒頭、今年のアニメについて松村さんは「原作が大人気の作品がアニメ化されて評価される。してやったりって感じの1年」、向さんは「劇場版に元気があった」、世界さんは「僕らが生まれる前の作品の新作が出たり、歴史を振り返ることができた」、三田さんは「全部のクオリティが上がっていて心配になるくらい。映画をTVでやってるような充実した1年でした」とそれぞれが熱く語りました。

そして、いよいよ各賞受賞作品の発表です!

■アニメニュース賞 劇場版『名探偵コナン』
まずは最初の賞は、作品の話題、声優さんのニュース、名作のアニメ化などアニメ界で起きた数々の注目トピックの中から、2023年アニメ界に衝撃を与えた作品(ニュース)を表彰する“アニメニュース賞”です。

受賞したのは劇場版『名探偵コナン』でした! 

今年公開された劇場版『名探偵コナン 黒鉄の魚影』の興行収入が138億円を突破したほか、前作『名探偵コナン ハロウィンの花嫁』のTV初放送、さらに日本テレビ「金曜ロードショー」にて2週連続の劇場版放送(天国へのカウントダウン、純黒の悪夢)など話題が絶えないことが評価されました。

「長年続いて愛されている。コナンのチームの皆さんがコナンを好きなことが伝わってくるから、子供や大人もいまだに好きなんだと思います」とゲストの世界さん。

岩井さんが「うちの両親は(TVで)全然コナンを観たことがないのに、(劇場版を)観に行っていた。それで面白いと言ってた」と話すとゲスト勢は驚きを見せていましたが、それだけ作品としての完成度が高いという証ですね。

【以下、受賞コメント 全文掲載】
この度、アニメニュース賞を受賞させて頂くことに心から感謝申し上げます。
青山先生をはじめとするスタッフ・キャストなど関係者、また、八丈町ほか、多くの外部協力者の皆様、そして、応援してくださったたくさんのファンの皆様のおかげです。
劇場版「名探偵コナン」が多くの人々の協力と熱意に支えられていることに改めて感謝し、来年以降も素晴らしい作品をお届けできるよう邁進してまいります。ありがとうございました。
(劇場版『名探偵コナン』プロデューサー 一同)

そして新作の劇場版『名探偵コナン 100万ドルの五稜星(みちしるべ)』が4月12日に公開されます。天下分け目のお宝争奪バトルミステリー、ここに開幕です! 

■アニメソング賞 「アイドル」

続いて、“アニメソング賞”です。TVアニメ『【推しの子】』のオープニングテーマとしてYOASOBIが担当した「アイドル」が選出されました!

「アイドル」は発表されると次々と記録を打ち立てました。主だったものを挙げると……

・Spotifyにおいて国内で最も再生された曲として1位を記録
・国内楽曲として史上最速で2億回再生を突破
・TikTokでアニメ主題歌楽曲の年間再生数1位
・Yahoo!検索大賞2023楽曲部門1位
・DAMカラオケランキングアワード2023で「今年発売の楽曲で最も歌われた曲」

ゲストの松村さんは「聴くのが怖くなるぐらい刺さりました。アニメとの親和性もすごく、アニメと曲が合致した時に爆発的な威力になるんだなと感じました」とコメント。家でも「アイドル」で踊れるように振付の練習をしていたそうです。

スピード感あふれる楽曲は海外での評価も高く、『【推しの子】』で描く究極のアイドルの主題歌としてぴったりでした。

【以下、受賞コメント 全文掲載】
この度は『アニメソング賞』をいただき誠にありがとうございます!とても嬉しいです。
今年1年かけて「アイドル」が『【推しの子】』と共に沢山の反響をいただき、YOASOBIを新たなステージに連れて行ってくれたと感じています。
来年もYOASOBIらしく、かっこいい楽曲を届けていきたいと思っていますので、応援よろしくお願いします!
(YOASOBI)



ちなみに「アイドル」はYOASOBIのヴォーカル・ikuraさんが歌うEnglish.Verもあります。日本語版以上にスピーディーで、かつ“英語の歌詞なのに日本語のようにも聴こえる”訳詞も話題になりました。サビの部分など特に……!!

■アニメグッズ賞 「あんさんぶるスターズ!! P.A.shots!!(ぱしゃっつ)」

お次は、“アニメグッズ賞”です。受賞したのは「あんさんぶるスターズ!! P.A.shots!!」でした!

「あんさんぶるスターズ!! P.A.shots!!」は、全国120店舗以上で展開するアニメ専門店「アニメイト」で年間最も売れたアニメグッズです。

“あんスタ”として親しまれる同作品ですが、売り上げトップ3はすべて、あんスタの「P.A.shots!!」が独占! 

【売り上げトップ3】
1位:あんさんぶるスターズ!!P.A.shots!! Extra-SHUFFLE-Action
2位:あんさんぶるスターズ!!〈gracolle仕様〉gracolleP.A.shots!! ES7thAnniversary
3位:あんさんぶるスターズ!! P.A.shots!! Extra-SHUFFLE-Private

「P.A.shots!!」とはポラロイド写真をイメージしたグッズで、集めて楽しめる推し活グッズとして注目されています。

受賞の知らせを受けて、紫之創役の高坂知也さんと礼瀬マヨイ役の重松千晴さんが会場に登場してトロフィーを受け取りました。

高坂さんは「2人でグッズを紹介する配信番組をやっていますが、2人で(グッズの)実物を目の前にしてあがったテンションと熱量をお届けするかたちで貢献できました」、重松さんは「応援してくださるファンの方々の愛と熱量で長年続いているコンテンツです。それがグッズの制作や展開に直結していると思います」とコメントして喜びを分かち合います。

ゲームをリリース当初から8年間ずっとやっているというゲストの三田さんは、「私もこれ買いました! 自分の推しのイベントの写真なども出てくるので、思い入れもあっていっぱい買っちゃう」と熱く語ってくれました。

「P.A.shots!!」を発売するpattythreeは、アニメグッズ賞の受賞で新企画をやってくれるみたいです。続報が待ち遠しいですね!

2015年にスマートフォンゲームとして発表され、TVアニメは2019年に放送されたあんスタ。人気は衰えることを知りません!



■アニメ話題賞 TVアニメ『呪術廻戦 懐玉・玉折/渋谷事変』

続いて、“アニメ話題賞”です。ストーリー・キャラクター・主題歌・考察など世間の話題をさらった作品の表彰です。

アニメ話題賞は、TVアニメ『呪術廻戦 懐玉・玉折/渋谷事変』が受賞しました!

同作品はX(旧Twitter)にて年間会話数で340万以上を記録。2位に10万以上の差をつけ、圧倒的な差で話題性を獲得しています。また、TikTokでも「#呪術廻戦」のついた動画はトータル145億回数以上も再生され、世代や性別を問わず多くのファンに支持された作品になりました。さらにABEMAでは年間再生ランキングNo.1を記録し、「ABEMA AWARD アニメ作品賞」も受賞!

会場には虎杖悠仁役の榎木淳弥さんが駆けつけ、「原作が素晴らしいのはもちろんですが、原作をさらにふくらませてアニメを制作してくれたMAPPAさんの力があってこそ。それについていけるよう声優陣も頑張ってアフレコさせていただいた結果だと思います。とても嬉しいです」と喜びのコメント。トロフィーは「僕の家に持って帰りたいと思います!」と笑いを誘います。

三田さんが「夏油傑さんがめっちゃ好きで! 五条悟と夏油さんのなくなってしまった青春を垣間見れるこの幸せ! 榎木さんが演じていた虎杖悠仁も葛藤のお芝居がめちゃくちゃ好き!」と熱弁すると、MCの岩井さんが「バトルもすごかったですね。臨場感とどう戦っているか一目でわかる描き方が素晴らしかった」と続けました。

毎回オンエアされるとネット上で作画のクオリティやこだわり抜かれた演出が話題になっていました。そんな『呪術廻戦』ですが、TVアニメ第2期最終回「渋谷事変 閉門」は12月28日23時56分より放送開始!

■日本アニメトレンド大賞 TVアニメ『【推しの子】』

そして、これまでの4部門の結果をふまえて今年のアニメ界で最も輝き、アニメファンを熱くさせた作品に与えられる“日本アニメトレンド大賞”に選ばれたのは、TVアニメ『【推しの子】』です! アニメソング賞とのダブル受賞!

TVアニメ『【推しの子】』の日本アニメトレンド大賞への選出理由は、

・「Yahoo!検索大賞2023」のアニメ部門で1位
・同楽曲部門で「アイドル」が1位
・作品の催事・イベントでグッズの売り切れが続出
・作品のキーパーソンであるアイのアイドル衣装を着て踊ったり、世代・性別を問わない人気で大きな社会現象になった
・番組で行った事前アンケートでも多くの人が『【推しの子】』を挙げた
・ABEMA での新作アニメ歴代最高視聴数を記録
・「ABEMA AWARD」でも特別賞を受賞

などです。現代社会を反映したかのような巧みなストーリー展開、個性豊かなキャラクターたち、作中で歌われる数々の楽曲など、放送されるたびにトレンド入りしていました。

授賞式には有馬かなを演じた潘めぐみさん、『【推しの子】』のプロデューサーである吉岡拓也さんと山下愼平さんが登場です。

吉岡さんは「大きな応援のうねりを我々も感じており、皆さんの応援のおかげですごい景色を見ることができました」、山下さんは「本来ここにいるべきは監督やクリエイターの皆さん。スタッフみんなでこのお祝いをしたいです」と感慨深そうに受賞の気持ちを語ります。

トロフィーを受け取った潘さんは、「本来であれば星野家の皆さんがここにいることが望ましかったんじゃないかな、と思うのですがキャストを代表して改めて今年『【推しの子】』を、そして推しの子たちを国内外で皆さんに愛していただき、推していただき、本当にありがとうございます。(有馬かなの声で)来年もアンタの推しの子になってやる!」と決めポーズ。

「予想外だったのが小さい子どもからの人気も厚く、“ピーマン体操”や“サインはB ”を踊ってみた動画を小さな子たちが撮ってくれたりして、幅広い層から反響をいただきました」と続け、満面の笑みを見せてくれました。

向さんは「推しの子展を見に行ったら、20代の女性や親子連れもいる。子どもが愛のポーズを撮ってパネルで写真を撮ってたり、いろんな層に愛されていました」、三田さんは「推しの子を観て、アイドルを目指す子がいるんだろうなって想像ができてしまう。(向さんの話を聞いて)子どもたちの夢を作っているんだと思いました」とコメントして皆さん納得の受賞でした。

TVアニメ『【推しの子】』は2024年に第2期放送が決定しており、ティザービジュアルと記念映像が公開されています。

また、12月30日からABEMAアニメチャンネル2にて全話無料一挙配信も! リアルタイムで楽しんだ人も、まだ観たことがない人も、この機会に『【推しの子】』の世界に浸ってみてはいかが?

『【推しの子】』全話無料一挙配信
<配信日時>
配信日時:2023年12月30日(土)よる8時~
配信チャンネル:ABEMAアニメチャンネル2
※配信後2週間、全話無料で視聴可能

番組ではほかにも「勝手に街角アニメ調査隊」や「次くる!? アニメ化期待のマンガ発表会」「この中に2024年の大賞アニメが!? アニメハンティング2024!」も放送しました。

その中で「アニメ化期待のマンガ発表会」はルーレットで決められた3名が推しのマンガをプレゼンターとして紹介する企画です。宇垣さん、向さん、さらにお笑いコンビ・東京ホライズンのショーゴさんが選ばれます。宇垣さんは『フールナイト』(安田佳澄著/小学館)、向さんは『バチバチ』(佐藤タカヒロ著/秋田書店)を紹介。ショーゴさんは『テンゲン英雄大戦』(作画・坂ノ市クバル、原作・裕本恭/コアミックス)を選んでいます。

そしてベストアニメ化プレゼン賞に決まったのは『フールナイト』でした!

以上、4時間に渡って2023年の話題作、2024年放送作品のPV紹介など怒涛の勢いで進行した『日本アニメトレンド大賞2023』。今年も多くの作品が世に放たれました。毎週の放送日にワクワクしたり、映画館に足を運んだり、推しのキャラクターグッズを購入したり、アニメ作品は私たちをいつも楽しませてくれます。

2024年の『日本アニメトレンド大賞』が何に決まるのか、1月からチェックしてみてはいかがでしょうか。その前に年末年始はABEMAで2023年作品の振り返りもぜひ!

『日本アニメトレンド大賞2023』は、放送後1週間、ABEMAで無料視聴が可能です。


(C)AbemaTV,Inc.