飲み会が増えるこの時期、くれぐれも気を付けたいのが「電車で寝過ごす」ことだ。しかし、飲酒で寝過ごしはもはや付きものと言ってもいいかもしれない。愛知県の30代前半の男性(技能工・設備・交通・運輸/年収400万円)は「愛知県の知立駅周辺で飲んだ時」のことをこう振り返る。(文:長田コウ)
「帰り道までは乗り換えが必要で、乗り換える駅までは二駅と短かったのに、気付いたら終点の碧南駅に着いてしまい……」
「終電もなく土地勘もなく、スマホの充電すらほとんどなく」
名鉄三河線ですぐの駅だったにもかかわらず、うとうと眠ってしまったのだろう。乗車していたのは35分ほどだが、終点駅に着いた頃には、
「終電もなく土地勘もなく、スマホの充電すらほとんどなく。飲みすぎて財布の中身はほぼ空っぽ」
という有り様だった。
途方に暮れ、スマホで家までの距離を調べると、なんと「徒歩5時間半」と出た。桁違いの遠さに普通なら諦めるが、男性はまだ酔いが残っていたのか、その距離を歩く決断を下した。
「当時何を思ったか、そのまま歩き始めて、結局約6時間かけて朝の5時頃に帰宅しました」
実に過酷な経験をしたはずの男性は、最後に懲りない様子でこう締めくくった。
「もう二度とやらない!と思いながらも、実はこれが初めてではありません(笑)」
寝過ごしても根性さえあれば帰れる事実を知った男性は、油断してしまうようになったのかもしれない。
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