FIAスポーティングディレクターのスティーブ・ニールセンが、就任から約1年でそのポジションから離れる決断をしたことがわかった。
ニールセンは1986年にF1キャリアをスタート、チーム・ロータス、ティレル、ベネトン、アロウズ、トロロッソ、ウイリアムズなどF1チームで働いた後、2017年にフォーミュラワン・マネジメントのスポーティングディレクターに就任。2022年1月に、FIAのスポーティングディレクターに任命された。
この一年、ニールセンは、F1に関する競技上のすべての問題を監督し、レースコントロールおよびリモートオペレーションセンターの改善、競技レギュレーションの修正などに取り組んできた。
『BBCスポーツ』は、関係者によるとニールセンは自分の役割のいくつかについて不満を抱き、辞任を決めたようだと伝えている。BBCによると、「レースコントロール・オペレーションを目的に適合させるために必要であるとニールセンが考える変更に関してFIAが意欲を見せないと、彼は感じた」ということだ。
今月、FIAモータースポーツ・コミッション女性部門の責任者であるデボラ・マイヤーが辞職を決めたとも伝えられており、FIAは2024年に向けてシニアポジションのための人員を確保する必要がありそうだ。