体調不良であっても有給休暇を取りにくい職場もあるようだ。従業員はさぞかし働きづらいだろう。愛媛県に住む30代前半の男性(技能工・設備・交通・運輸/年収100万円未満)は、体調不良で休みがちになってしまったときに、同僚のある一言がきっかけで、それ以降は有休を取りにくくなったと語る。(文:真鍋リイサ)
代わりに仕事を頼める人もいない
男性は体調不良で休みが続いていたら、
「その時に人事の人から『異動してやったんやから、何で休むのか?』って言われてから休みにくくなった」
と明かす。
「また、自分が休んでも代わりに頼める人もいなくて、ついには無断欠勤をした」
男性は相当追い詰められてしまったのだろう。
高知県に住む50代後半の男性(ITエンジニア/システム開発・SE・インフラ/年収600万円)も、有休が取りにくいと感じているようだ。ただ男性の場合は、有休申請のフローに問題があるようだ。
「申請は、勤怠管理システムと連携してできているはずなのに、上司がデジタルに理解がないので紙申請を強いられるなど、二度手間なこと」
と悩みを綴った。職場のデジタル化が進むなか、上司にデジタルスキルなければ部下の負担が増えてしまう。男性も、結局業務効率化になっていない、と嘆いていることだろう。
※キャリコネニュースでは「有給休暇を取りにくい職場」をテーマにアンケートを実施しています。回答はこちらから https://questant.jp/q/QOBEU7SY