採用面接をする面接官は、大抵の場合お互いに初対面だろう。にもかかわらず、仕事の能力と関係ない話題で失礼なことを言われたら、入社したい気持ちはなくなってしまうだろう。
東京都に住む40代前半の女性(事務・管理/年収100万円未満)は、「面接でムカついた」エピソードを赤裸々に綴った。
「女性なら必ず聞かれたであろう『ご結婚の予定は?』『恋人います?』でイライラした事ありますが…」
の後にこう続けた。(文:長田コウ)
「この先どうすんの?とか大きなお世話!」
女性が質問以上に腹が立ったのは、面接官の反応だった。
「恋人も結婚もしてませんし予定もありませんと言ったら『その歳で?』と苦笑いされました」
結婚をしない人も増えているご時世で、あまりにも非常識な態度だ。気に障るお節介な発言は、なおも続いたようで……
「資格もないみたいだし、この先どうすんの?とか大きなお世話!」
と女性は怒りをあらわにした。
東京都の20代前半の男性(年収100万円未満)も、面接で不快な経験をした。それは、「新卒採用の二次面接で技術部長と面接をした」ときだった。志望理由として、「家族に恩返しをしたい」と言うと、面接官からは謎の持論が返ってきた。
「与えられたもの(家族)よりも自分で手に入れたもの(妻子)の方が大切で与えられたものを大切にしているあなたは自主性がないと言われた」
自主性も何も、自分の家族を大切にしたいという男性の気持ちは自然なものだ。この言葉が意図することが分かったのは、このあとだった。
「その際に左手の薬指をさりげなく見せつけてきた」
おそらく面接官は、結婚している自分のほうが人として上だと勘違いしていたのだろう。
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