”人間関係リセット症候群”という言葉が巷で話題になっている。あるとき突然、友人から”リセット”されたという投稿を寄せた東京都の40代後半の女性(事務・管理/年収450万円)。その友人は「友達のSNSの書き込みを見て被害妄想を抱き」、その度に「フォロー外します」とメッセージを送っていた。女性は一体、どのような経緯で”リセット”されてしまったのだろうか。(文:長田コウ)
”リセット”後に街中で遭遇したら「にこやかに話しかけて来たので怖くなった」
友人はいわゆる「人間関係リセット」常習犯。よくこんな行動を繰り返していたそう。
「友達が他意もなく書いたタイムラインに対して『あなたのタイムラインを見ていると、自分が責められてるみたいで、傷つくので、フォロー外します』と言って、一方的に距離を置くということをあちこちで繰り返している」
そんな友人と共通の友人が多い女性は、「その度に間に挟まれて相互のフォローに追われていました」という。そして当時をこう振り返る。
「言った方はスッキリかもしれませんが、言われた方はモヤモヤしながらも大人の対応でやり過ごしていました」
そんなある日、女性もとうとう「リセットされる側」になってしまった。発端は女性がSNSで「なにかの記事を引用して『こういう行動、やりがちなので、自分も気をつけよう』というコメントを載せた」ことだった。自戒のために載せたものだったが、その意図は汲み取ってもらえなかったようで……。
「『あの引用記事は、私のこと?見てて心が傷つくから、フォロー外させていただきます』とリセットされました」
ちょうど女性も友人との「付き合いに疲れてきたところ」だったため、「SNS全部切ってLINEもブロック」したという。しかし、そんな時に限って「たまたま街中でばったり遭遇しちゃった」2人。女性はそのときの心境をこう明かした。
「にこやかに話しかけて来たので、なんか怖くなってしまいました」
自分が傷ついたアピールばかりする友人だが、自分が人を傷つけたという自覚はさらさらないようだ。
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