Text by CINRA編集部
ドラマ『舟を編む ~私、辞書つくります~』の追加キャストが発表。キービジュアルが到着した。
三浦しをんの小説『舟を編む』をドラマ化する同作は、原作の主人公・馬締ではなく新入り社員・岸辺みどりの視点で描いた作品。。大人気ファッション誌の編集部員だった岸辺みどりが突如辞書編集部に異動となり、くせ者ぞろいの編集部員に翻弄されながらも、1冊の辞書を作るために時間と手間をかける根気と熱意に触発され、辞書『大渡海』編さんの仕事にのめり込んでいくというあらすじだ。
岸辺みどり役に池田エライザ、岸辺の上司・馬締光也役に野田洋次郎がキャスティング。2月18日から毎週日曜22:00にNHK BS プレミアム4K、NHK BSで放送される。全10回。
追加キャストは向井理。玄武書房の宣伝部で、元辞書編集部員の西岡正志役を演じる。馬締の唯一の友人である西岡は『大渡海』発売に向け、様々な宣伝企画を推し進める。
キービジュアルは辞書作りに欠かせない「語釈」を考える岸辺と馬締の姿を捉えたもの。
【向井理のコメント】
「日本語」を題材にしたドラマに参加することになり、自分なりに改めて日本語について考えてみました。
その国の言葉は、やはり文化や国民性と繋がりがあるのだと思います。日本語にしても、同じ言葉でも色んな意味があります。言葉の前後や状況、会話する人との人間関係。様々な要因で言葉の意味は変わっていきます。
それを慮るのが日本語のような気がしますし、日本人らしさなのかと。
そして日本語は時代によってかなり変化してきました。
例えばイタリア語は、ダ・ヴィンチが書いた文章は現代のイタリア人も読めるそうですが、400年前の日本の書物は、一般的な現代の日本人には難読です。
その日本語を編集するのはとても大変なことで、多角的な視点が求められます。
このドラマの中でも、登場人物達がそれぞれ右往左往しながら「日本語」に挑んでいます。
日本語がいかに難しく、いかに美しいかを感じられる作品になれるよう気を引き締めて頑張りたいと思います。