人生は長い。回り道したおかげで気づきを得て、さらなる高みへと辿り着けることもある。
神奈川県在住の20代後半の女性(医療・福祉・介護/年収450万円)は、大学を留年した当時を回想。同級生が、「あんなふうにはなりたくない」と陰で笑っていたのを聞き、「恥ずかしい気持ちと悔しい気持ちでいっぱいだった」と振り返った。
「周囲への不信感でいっぱいだった」
しかも女性にとって留年は初めてではなく、2回目。相当自信を喪失していたに違いない。そのうえ同級生に陰口を叩かれ、疑心暗鬼になっていただろう。
「教員も応援してくれている素振りは見せるが、口頭では褒めながら最低ランクの評価を付けられたり、単位を落とされたりしていたので複雑な心境だった」
と綴る。時を経たことで「当時は、出来ない自分を責める気持ちよりも周囲への不信感でいっぱいだった」と客観的に捉えられるようになったが、どうしても当時のコンプレックスが拭えなかったそう。そこで女性は、
「そのあと自分も教員を目指して大学院に進学した」
という。できればしたくない留年だが、どんな経験にも意味があるのかもしれない。
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