Text by CINRA編集部
課外授業企画『へ~んな学校』が岡山県笠岡市の「海の校舎」で開催される。
『へ~んな学校』は笠岡市が「普段の学校の授業では学べないこと」をコンセプトに実施する課外授業企画。市内在住の小学校5・6年生~中学生が対象となる。
写真家の石田真澄を迎えた初回のテーマは「表現」。写真家という職業や写真へのこだわり、ものや人を写真でどのように切り取るのかなどを全2回で講義する。1回目は1月27日、2回目は2月17日。3月24日から笠岡市立図書館で石田プロデュースの写真展が開催される。
会場となる海の校舎は145年の歴史ある廃校。現在は多様なクリエイターたちのシェアアトリエとして活用されている。
2020年10月より関係人口づくりを促進するための『カサオカスケッチ』プロジェクトを発足させ、街の魅力の発掘・発信に取り組んできた笠岡市。これまでは大人向けのものが中心だったが、笠岡市に住む子供たちに対しても、様々な世界を知り選択肢を増やすきっかけを提供し、大きくなった時に笠岡市で育ってよかったと思ってもらえるような体験をしてほしいという想いから開校に至ったという。
応募受付は1月10日まで。詳細は応募フォームを確認しよう。
【⽯⽥真澄のコメント】
このような形で写真についてお話をしたり、皆さんと撮影する機会はなかなかないためとても楽しみにしています。写真を撮って誰かに見てもらい対話をすると、自分の写真の見え方や撮り方が変わっていきます。そんな体験を一緒にできたら嬉しいです。授業と明記していますが、写真に興味がある人は気軽に参加していただきたいです。
【片山詩央里(笠岡市政策部定住促進センター)コメント】
本企画はこども目線でいかに面白く、わくわくするかを大切にしています。カメラや写真好きの子はもちろん、漠然と何かチャレンジしてみたいけど踏み出せていないなど、思春期ならではのもやもやを抱えている子にもぜひ来て欲しいです。普段の生活ではなかなか接する機会のない大人との出会いや、インターネットで検索して知れる以上にリアルな話を聞くことで、その子の世界が少しでも広がり選択肢を増やすきっかけになることを期待しています。
石田真澄
片山詩央里
海の校舎