面接官との相性は重要だ。相性が良くないと、働く前から意欲を削がれることもある。大阪府在住の50代前半の女性（企画・マーケティング・経営・管理職／年収700万円）は、ある会社で遭遇した面接官が「とにかくねちこい」と不満を綴った。その面接官は、
「質問に答えてもろくに聞かず、またこちらの質問にも簡潔に答えずに自分の話ばかりする」
という有り様だった。
「自分の仕事は難しいので代わりにやってくれないから…」
残業に関する話になると、面接官は次のように話していた。
「自分の仕事は難しくて誰も代わらない（代わりがいない）ので仕事が多すぎて何十時間も残業しているが、簡単なことしかしていない人は定時で帰れている」
これでは完全な愚痴である。出張については、
「自分の仕事は難しいので代わりにやってくれないから、出張なんて行ったら帰ってきてからが大変なので出張しない」
という感じで、自分語りが鼻についたようだ。
面接の結果はわからないが、もし女性が入社すれば「前任者は退職してしまっていて引継ぎは受けられないので、その人から机並べて仕事を教わることになる」と聞き、合格だったとしても入社する気が失せたのではないだろうか。女性は、
「前任者の退職はおそらくその人のせいだろうなと思う」
と吐き捨てるように書いていた。
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