友人の結婚式のご祝儀の相場は3万円だが、さまざまな事情で金額が前後する場合もあるだろう。ただ、そうはいっても限度がある。「私側の友人のご祝儀が3000円で……」と衝撃エピソードを明かすのは、埼玉県の40代前半の女性だ。女性は相当驚いたのか、その友人と面識のある親友に「(私が)何かしたからかな?」と相談したという。しかし、それは女性の杞憂だった。
「親友が3000円の友人に話したみたいで。すると3000円の友人は親友に『あなたの結婚式でもご祝儀3000円だった』と悪びれることもなく話したみたいです。親友はご祝儀の確認を親にお願いしたんだかで、それまで知らなかったそうです」
つまり、その友人にとって結婚式のご祝儀は3000円が当たり前だったのだろう。3000円のご祝儀にどう思ったのか、友人とは今も付き合いが続いているのか、編集部は女性に取材。詳しく話を聞いた。(文:福岡ちはや)
「友人は私よりも二回りほど年上の女性でした」
女性は「私は29歳のとき、2011年に入籍しました。結婚式を挙げたのは、翌年の2012年のことです」と当時を振り返る。
「結婚式翌日、費用を支払うために夫とご祝儀の確認作業をしていて、友人のご祝儀が3000円だったことに気が付きました。あのときは、私が知らない間に何かやらかして恨みを買っているのかと……怖かったですね」
たしかに、ご祝儀3000円で結婚式に出席されたら、多くの人は嫌がらせか何かだと思うだろう。女性が恐怖を感じるのは当然だ。
しかし親友の事実確認によって、ご祝儀3000円に悪意がなかったことがわかった。女性いわく、その友人自身は結婚式を挙げなかったそうだ。信じがたい話ではあるが、友人がご祝儀の相場を知らなかった可能性はある。
一体、その友人はどのような人生を歩んできたのか。女性は彼女について知っていることを教えてくれた。
「友人は私よりも二回りほど年上の女性で、専門学校の同期でした。専門学校に行く前は、刺繍とかお裁縫関係のお仕事をされていたそうです。彼女とは同じ職場で働いていましたが、年齢が離れているし、特別仲良しではなかったので、同期じゃなければ結婚式には招待しなかったと思います」
ちなみに女性がこの一件を相談した親友も、同じ専門学校を卒業し、同じ職場で働いているという。親友と女性は同い年なこともあって本当に仲が良いらしく、
「親友は、私へのお祝儀が3000円だと聞いたときは彼女に怒ってました。だけど、自分も同じことをされていたと気づいたときは、怒るよりも引いていました」
と女性は明かす。一方、女性はお祝儀3000円の友人に対して怒りの感情はないようで、
「友人は退職したので今どこにいるのかわかりませんし、特に言いたいこともないですが、一般常識は押さえないと恥ずかしい思いをするなーと思ったできごとでした」
と淡々と語っていた。
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