一年間の働きをねぎらい、社員同どうしのコミュニケーションを深めるために行われる忘年会。今年から再開する会社も多いのではないだろうか。しかし中には、そんな状況がまったく嬉しくない人もいる。
長野県に住む30代前半の男性(年収500万円/素材・化学・食品・医薬品技術職)は、
「忘年会は死ぬほど嫌いです」
と断言する。キャリコネニュースの忘年会をテーマにしたエピソードの募集に、忘年会が大嫌いになってしまった「意味不明の企画」を明かしてくれた。
くじ引きで席が決まり「なんなら社長の隣というのもあります」
会社は250人ほどの規模で、そのうち半分くらいが忘年会に参加するという。単純に割ると125人ほどだが、「この規模になると居酒屋などでは到底無理で、どこかのホテルや結婚式場を貸し切って」開催されるそう。
男性は、「このときの席割りが本気で嫌で」と嫌悪感を語る。
「くじ引きで自分の席が決まります。その為全く知らない他の部署の人と隣になることが非常に多く、なんなら社長の隣というのもあります。会社としてはコミュニケーションを取る為というとこなんでしょうが、本気で良い迷惑」
ふだん交流のない人とも話せるチャンスと捉えることもできるが、楽しいはずの宴席でずっと「社長の隣」だったら、さすがに疲れそうだ。
抽選会に当たると100人の前でステージ上に立ちコメント
嫌なことはこれだけではない。忘年会ではよくある「抽選会」が行なわれるというのだが……。
「自分が引いた席の番号で抽選が行われるのですが、それに当たると100人が見てるステージの上に立ち、当たった商品についてコメントしなければなりません」
くじ引きで席が決まるのも嫌なのだから、ステージ場で話をするなどもってのほかだろう。しかも、ここまでやってもすんなり景品が貰えない時があるようだ。
「ひどい時はステージ下の酔っ払いが 『じゃんけんしろ!!』と言います」
「ステージの上から下の人と一斉にじゃんけんをし、買った人にその商品をプレゼントしなければならない、いわゆる男気ジャンケンをやらされます」
恐らく、良い景品であるほどジャンケンを強要されることだろう。確かに盛り上がるかもしれないが、
「これはうちの会社の伝統?なのかわかりませんが、大抵何か当たっても男気ジャンケンで商品を手放すという意味不明企画になってます」
と憤りが抑えきれない様子。取られてしまった経験がありそうだ。
「なぜ知らん人と飯を食い、当たった商品まで渡さないといけないのか?からの何が面白いのか?私はずっと疑問です。もうそんな時代じゃないんじゃない?と気付いて欲しい」
忘年会というより運営方法が納得いかないという感じだが、かなり懲りているようで
「私はもう2度といきません」
と断言していた。
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