血液型は占いや性格判断などによく用いられることがある。実際には血液型で性格が決まるという科学的根拠はないが、血液型で性格を決めつけたがる人は少なくない。ここでは、今なお根強く続く血液型差別について綴った経験談を紹介したい。(文:林加奈)
「AとかOじゃないでしょ」と決めつけてくるのは「だいたいA型」
まず、性格診断では何かとネガティブな印象を持たれがちなB型の経験談として、こんな声が寄せられている。
「『やっぱりB型よね』と、いつも言われる。私はめちゃくちゃ人に気を遣っているんですが、やっぱり見た目と血液型で判断される(笑)」(50代女性/東京都/サービス・販売・外食/年収100万円未満)
AB型の50代女性(栃木県/事務・管理・年収300万円)は
「『AとかOじゃないでしょ』とよく言われます。『人の話聞いてないよね』『やっぱりABだよね』『変わってる、天然』など」
と言われるそう。しかし、こうした揶揄をしてくるのは「だいたいA型」とも付け加えた。
別の50代女性(茨城県/医療・福祉・介護/年収200万円)は、B型であることを何度か指摘された相手に対してもともと不満があったらしく、ついに絶縁にいたった。
「私と子ども達がB型だからと嘲笑され、幾度目かのときに『非科学的な論調を鵜呑みにし、自分こそが優れていると高笑いしているのに家庭の中はこの惨状。矛盾しているし恥ずかしい考えですよ』と言い、きっぱりと縁を切りました」
家庭内でトラブルを抱えているらしい相手に対し、正論をぶつけてしまった女性。お互いのためにも絶縁は必要だったのかもしれない。
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