人との距離感を詰めすぎる友人には、何かと疲れてしまうもの。愛知県の40代後半の女性(サービス・販売・外食/年収100万円未満)は「もう十数年前のできごとです」と、子どもの幼稚園が同じだったママ友Aとの絶縁エピソードを語った。
「このAさん、とにかくランチが大好きで、平日は日替わりで誰かとランチ。それはまぁご自由に……という感じでしたが、Aさんの困った部分は特定の人としかランチしないこと」
つまりかなり限定した付き合い方をしていたようだ。価値観のずれを感じつつも、波風を立てないよう努めていたが、女性がランチの誘いを断ったとき、Aが思いもよらぬ行動に出たという。(文:福岡ちはや)
「Aさんは私を尾行していたの!?」
女性がAの誘いを断ったのは、ほかの友人と先約があったからだった。女性は「彼女とは頻繁にランチしてるし、たまにはほかの友達と!」と軽い気持ちだったが、夕方の園バスから子どもを引き取り帰宅すると、ほどなくしてAから深刻なメールが届いたという。
「今日は私の誘いを断ったのに、ほかの人とランチしたんだね。ショックです。○○ちゃんを怒らせるようなことをしたのなら謝ります。当てつけみたいにあんなに楽しそうにほかの人とランチに行くくらいだから、○○ちゃんを怒らせることをしてしまったのだと思います。許してください」
女性はメールの内容が理解できず、一瞬頭の中が真っ白になったが、よく考えるとおかしいことに気づいてしまう。
「私は先約があるとは言ったが、どういう人とどこで会うとは伝えてなかった。なのに(Aさんは)ランチに行ったことを知っていた。しかも、そのランチのお店は自宅から1時間ほどの日頃行かないエリアにあり、友人の義弟が経営していたお店で、義弟さんが気を利かせてくれて個室を用意してくれていた。(中略)その姿を見た、知っていたということは……Aさんは私を尾行していたの!?」
その日は夕方の園バスにAの子どもが乗っていなかったので、女性は「帰りにどこかに寄るからお迎えにしたのかな?」と思ったそうだが、それも尾行と関係があるのかもしれない。女性は真っ青になり、それ以来Aの個人的な連絡にはやんわり断りを入れるようにしたという。
後日、女性はほかのママ友からの情報で「Aさんはご近所では“ランチの女王”と呼ばれていた」と知る。
「過去に同じように連日誘われて困っていたママさんがいて、断ると私のときみたいに意味不明メールが届くようでした。(Aさんは)どうやら固定の決まった人としか食事はしないようで、それは同行する相手にも求められるもの。いやいや、ムリでしょ?ほとほとグッタリ疲れてしまう友人でしたね」
今では引っ越してAとの付き合いは皆無とのこと。女性は「当時はホント頭の痛いできごとでした」と思いを馳せていた。
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