「当時、私が不倫という過ちを犯してしまった時のことです」
と綴った40代前半の女性(岐阜県/教育・保育・公務員・農林水産・その他/年収100万円未満)。不倫関係を解消した後に精神状態が悪化し拒食症と鬱病を発症してしまった。そんな時に学生時代の友人が常に寄り添ってくれたというが……。(文:林加奈)
「最中に嘔吐してしまったらどうしよう」
ある日その友人から結婚の報告を受け、女性は式にも出てほしいと言われたそう。
「でも、他の子には招待状が届いているのに、私のもとにはいくら待っても招待状が届かず。友人にそのことを話しても『送ったんだけどなぁ。でも出席になってるから出てね』と」
女性は「今ならネットで調べればナビ等で行くこともできます」というが、当時は鬱状態にあったためその判断ができなかった。式場の場所もわからない上に、
「こんな状態で心からお祝いできるのかわからない。食事をして式の最中に嘔吐してしまったらどうしよう」
と不安に駆られた女性は「出席するのが怖い」と友人に率直に伝えた。ところが、友人は女性の病状を理解できなかったのか、
「鬱病といっても、周りにも友達がいてくれるし、何が怖いの?友達が怖いなんて失礼!!」
と憤ったという。
「鬱状態を理解してもらえなかったつらさが残りました」
最終的に、女性は結婚式に出席できなかった。式の前日に栄養失調で倒れ、入院したためだ。目が覚めたのは式当日の夕方で、結果的に友人の結婚式をすっぽかしてしまった。
「その後、当然連絡先はすべてブロックされ、そのまま音信不通に。同じく式に招待されていた友人たちにも絶縁されました。元をたどれば不倫をしてしまった私が悪いのですが、鬱状態を理解してもらえなかったつらさが残りました」
複数の友人に縁を切られてしまった女性。鬱病への理解が得られなかったことに悔しさをにじませる。それでも女性は友人の幸せを願う一言で、投稿を締めくくっている。
「友人はその後離婚し、数年後に再婚したと人づてに聞きました。今はどこかで新しい旦那さんと幸せに暮らしていることを願っています」
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