物の扱い方には、人の心が反映されるといってもいいだろう。静岡県の50代後半の女性(営業/年収400万円)は、人材派遣会社の採用担当業務に応募した時、信じられない経験をした。女性は事の発端をこう振り返る。(文:長田コウ)
「ハローワークの紹介で履歴書を送りましたが、1週間経っても連絡がないので、ハローワーク担当者が問い合わせてくれた」
「不採用で逆に良かったです」
問い合わせの結果、衝撃の事実が発覚したのだ。
「履歴書をなくしてしまったとのこと。説明によると、部署がいくつかあり、あちこちに回されるうちになくなってしまったそう」
こんな重大な出来事を問い合わせるまで伝えず、挙句の果てには、謝罪もなしに言い訳までするとは驚きだ。「再度送ってほしい」と言われた女性は、すぐに送ったというが、「心配になり、届いたか確認の電話をした」。そこで信じられない言葉を耳にすることとなる。
「不採用との返事がありました。電話していませんでしたっけ?とも言われました」
散々、こちらに手間をかけさせた挙句、この結果では女性も納得がいかないだろう。「応募要項に履歴書は返送しない旨の記載はなかったため、送り返してもらった」女性。しかし返ってきた履歴書は、目を疑うものだった。
「薄い封筒の裏面から私の学歴がスケスケで丸見えでした。封を開けると、くしゃくしゃにたたまれていました」
そんな状態を目の当たりにし、相当ショックだっただろう。しかし、女性は今となっては後悔していないようだ。
「個人情報保護とか常識とか全くない会社だと思い、不採用で逆に良かったです」
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