赤坂アカ・横槍メンゴ原作によるTVアニメ「【推しの子】」のステージイベントが、本日12月17日に千葉・幕張メッセで開催された「ジャンプフェスタ2024」内で行われ、アイ役の高橋李依、アクア役の大塚剛央、有馬かな役の潘めぐみ、黒川あかね役の石見舞菜香が登壇した。
【大きな画像をもっと見る】イベントでは、今年起きた「【推しの子】」の主なトピックスについてトークを展開。「第1話90分放映(劇場先行上映)!」というトピックスでは、高橋が90分と言われたことで気合が入ったこと、石見が劇場にみんなで観に行ったことを懐かしむ。第1話の結末に国内外が衝撃を受けたことについては、潘がアイの最後のシーンで流れた音楽が、とても穏やかだったことに驚いたとコメント。それを受け高橋は、ルビーとアクアに最後の言葉を伝えられた温かさが音楽にも込められており、みんなの演技がシンクロしたシーンだったと振り返る。またその音楽が実は、劇伴担当・伊賀拓郎が「【推しの子】」で最後に手がけた楽曲で、映像に合わせて制作されたことが明かされた。
アニメの放送後、毎話SNSのトレンドに上がっていた「【推しの子】」。そのことに話が及ぶと、石見は第7話「【バズ】」が文字通りバズっていたことに触れる。潘は第11話「【アイドル】」で、アイが最後に伝えた言葉をアクアが心の中で思い出すシーンについて言及。高橋は第11話でのアイのセリフが第1話のときの音声ではなく、“アクアの心の中で鳴っていそうなしゃべり方”として、新たに録り直されたものであることを告げた。続いてアニメのYouTube公式チャンネルの登録者数が、1年弱で77万人を突破したことが話題に。印象的な動画について問われると、石見は、毎回収録を終えた直後にアフレコレポートが行われていたことを話した。
去る11月26日に行われたイベント「苺プロダクション☆ファン感謝祭2023」の話題になると、伊賀の生演奏に乗せて行われた朗読劇や、歌唱パートについて感想が飛び交う。高橋は自身がカバーしたYOASOBIによるオープニング主題歌「アイドル」で、まるでオープニング映像のような景色が目の前に広がっていたこと、「【推しの子】」の世界観をみんなで生み出していることに感激したと語りかける。大塚は、昼の部での会場の熱気に当てられ、夜の部で自らオタ芸を披露したことを伝えた。藩は平牧大輔監督、赤坂、横槍をはじめとするスタッフらが会場に駆けつけたことを思い返しながら、作り手にもイベントでの景色を届けられたことに感謝の意を表した。
最新情報として、「苺プロダクション☆ファン感謝祭2023」のライブコーナーの一部映像、高橋が「アイドル」を新たに歌った映像がYouTubeで公開されることを解禁。ぴえヨンからはビデオメッセージが届けられ、2024年1月より「ぴえヨンチャンネル!」が本格始動することが発表された。また2024年2月から企画展「TVアニメ『【推しの子】』展~推しの舞台裏~」が開催されることなども告知された。
「【推しの子】」第2期のPVも上映。第2期について、石見は鳴嶋メルトの活躍を楽しみにしていると言い、潘は劇中の2.5次元舞台「東京ブレイド」での人間模様、大塚は第2期に向けて積み上げてきたアクアの演技に注目してほしいと訴える。最後に石見、潘、大塚、高橋からひと言ずつ挨拶。盛況の中イベントは幕を閉じた。