松本直也原作によるTVアニメ「怪獣8号」のステージが千葉・幕張メッセで開催の「ジャンプフェスタ2024」にて行われ、日比野カフカ/怪獣8号役の福西勝也、亜白ミナ役の瀬戸麻沙美、市川レノ役の加藤渉が登壇した。
【大きな画像をもっと見る】福西はこの日のために自作した、怪獣専門清掃業者・モンスタースイーパーのツナギを着て登場し作品愛をアピール。加藤、瀬戸も登場したあと、会場には緊急事態を知らせるアラームが鳴り響く。追加キャストとして四ノ宮キコル役のファイルーズあい、保科宗四郎役で河西健吾の出演が発表され、2人は会場からの盛大な拍手を浴びながらステージに登場した。
メインキャスト5人が揃い踏みとなり、福西たちはそれぞれ自分が演じるキャラクターの魅力をトークしていく。カフカの魅力は素直さにあると考える福西は、カフカのような挫折を味わった視聴者にも明るい気持ちになってもらえるよう、演じるうえではストレートな感情表現を心掛けていることを述べた。加藤は32歳のカフカをおじさん扱いすることには抵抗があるとしつつ、あるシーンの収録の際に福西の演技から確かに“おじさん”を感じたことを明かした。
加藤は自身が演じるレノを、クールながら内面は熱い人物と説明し、カフカのために体を張ってしまう姿にどこか危うさを感じていると心配。瀬戸はミナについて、まだ隊長然として凛とした場面の収録が多いことから、これからもっと彼女の新たな魅力に出会えることを期待していた。
弱冠16歳ながら史上最高の逸材と謳われるキコル。彼女を演じるうえでファイルーズは、実力に裏打ちされた自身と高飛車さ、幼さなどカフカとの差を明確にしつつ、かわいらしい表情も見せるなど心がけた点を明かす。日本防衛隊第三部隊の副隊長である保科について河西はミナとのバランスのよさを語る。また保科の関西弁に関しては、河西自身が大阪出身であり、スタッフにも関西出身者が複数いたことから、収録中にスタッフとイントネーションなどについて議論を重ねた模様を“関西弁警察”と表現して観客を笑わせた。
イベント内では宮繁之監督と松本のコメントを福西たちが代読する場面も。キャストたちの演技を初めて聞いてから、ネーム作業中にキャラクターの声が聞こえるようになったという松本にコメントに、福西たちは喜びの声を上げていた。
続けて、原作から選りすぐった場面にキャストが声をあてる原画ライブのコーナーを実施。今回の原画ライブではARを駆使した映像が使用され、キコルの大斧が打ち付けられた衝撃波、保科の斬撃の跡、レノが放った氷結弾の痕跡などが、キャストたちの演技とともに映し出された。最後に福西は、これからも「怪獣8号」に大きな愛を注ぎ続けることを宣言し、観客たちに声援を呼びかけて会場をあとにした。
■ TVアニメ「怪獣8号」
2024年4月放送開始
□ スタッフ
原作:松本直也(集英社「少年ジャンプ+」連載)
監督:宮繁之、神谷友美
シリーズ構成・脚本:大河内一楼
キャラクターデザイン:西尾鉄也
怪獣デザイン:前田真宏
美術監督: 木村真二
色彩設計:広瀬いづみ
撮影監督:荒井栄児
編集:肥田文
音響監督:郷文裕貴
音楽:坂東祐大
怪獣デザイン&ワークス:スタジオカラー
アニメーション制作:Production I.G
□ キャスト
日比野カフカ/怪獣8号:福西勝也
亜白ミナ:瀬戸麻沙美
市川レノ:加藤渉
四ノ宮キコル:ファイルーズあい
保科宗四郎:河西健吾
(c)防衛隊第3部隊 (c)松本直也/集英社