面接を受けた数百人のうち、採用されるのは数人のみ。そんな厳しい現実を目の当たりにした愛知県の60代前半の男性(事務・管理/年収600万円)は、ある疑問が浮かんだという。これは男性がある企業の面接を受けに行ったときの話だ。
「面接官から『あー疲れた…今回面接が数百人いるから大変ですよ』と……。それって手当たり次第に面接してるってことだよね」
「数人しか採用しないのに手当たり次第の面接って……馬鹿じゃないの?」
と批判した。(文:谷城ヤエ)
「適切な評価や選別が行えないまま面接を進めても、最終的な採用の品質は十分に担保されない」
面接会場までの交通費は、応募者が負担することがほとんどだ。もちろん、お金だけの問題ではない。数人の枠に数百人も呼ばれることに男性は「候補者たちの負担や労力が無駄になる」とし、さらに「企業側も効率的な人材選別が行えていない」と思ったようだ。
さらに候補者が多いと面接官も疲弊するだろう。男性は面接官の質が保たれるのかと疑問を投げかけ、
「適切な評価や選別が行えないまま面接を進めても、最終的な採用の品質は十分に担保されないと思います。このような企業の選考プロセスは、人のことを考えない企業だと感じる」
と苦言を呈した。「面接の手法やプロセスの改善」を求めるとともに、
「候補者を尊重することができる企業でない限り、未来はない」
「そんな企業こちらからお断りいたします(笑)」
と、きっぱりと綴った。
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