オカヤイヅミ「雨がしないこと」の単行本上下巻が、本日12月12日に発売された。
「私たちは花山雨についてなにも知らない」というフレーズから始まる第1話「いいとしを」と「白木蓮はきれいに散らない」で、2022年4月に第26回手塚治虫文化賞短編賞を受賞したオカヤ。「雨がしないこと」はその後の2022年11月から月刊コミックビーム(KADOKAWA)で連載された作品だ。主人公は30歳のOL・花山雨。周囲から超マイペースの不思議な人と思われている彼女は、料理が好きで、そして“恋をしない”。そんな雨を中心に、幼なじみの女の子、会社の上司と同僚、友達の元カレ、母親といった人々の人生模様を描く群像物語となっている。