離婚したいと思いながら、結婚生活を続けるのは苦痛だろう。結婚して20年以上たつという50代前半の女性(神奈川県/サービス・販売・外食)は、思いやりのない夫の言動に苦しめられ、「結婚したことを後悔し、離婚したい」と何度も考えたと打ち明ける。
一度目は、妊娠中で体調が悪く起き上がるのも苦しい中、当時3歳の長男を横になりながら遊ばせていた時。夫は手伝うこともせず、夕食が作れないと分かると「怒って一人で外食しに」出かけてしまった。二度目は、女性が頭を怪我した時。夫は救急病院に連れて行ってくれたが、4針縫い病室から出た女性を気遣うことなく、一人で先に駐車場へ。車を停めた場所を知らない女性は、深夜にもかかわらず、病院の外で座り込むしかなかった。
「小さい出来事はここに書ききれないくらい、多々あります」
どうやら、女性が離婚したいと思う瞬間は日常の中でたびたび訪れるようだ。その中でも、離婚を考える大きな要因となっているのは、生活への不安からだという。(文:國伊レン)
「夫の昼食代や小遣いなどをとった後に生活費が渡され、年収も知らされていません」
女性は、このような深刻な悩みを打ち明けた。
「数年前に一方的に給料の振込口座を変更され、夫の昼食代や小遣いなどをとった後に生活費が渡され、年収も知らされていません」
そのうえ、
「次男が1年半後に大学生になるのですが、今の生活費で行ける大学に行かせるように言われていますが、2人分の大学費用は絶対に払えない額です」
と頭を抱える。
女性は、長男が小さい頃に働こうとしたことがある。ところが、夫に「迷惑だ!!」を文句をつけられたため、数か月でパートを辞め、ほぼ一人で子どもの面倒をみてきた。その中でも少しでも収入を得ようと思い始めた在宅の仕事を「よくそんな割にあわない仕事してるね」と言ってきた夫。女性の心情は察するに余りある。
「私が働くことにも育児にも協力せず、子どもに学費がかかるようになっても金銭面に責任を持つわけでもなく… 近いうちに離婚しないと生活できなくなると思います。リミット1年くらいです」
家族への責任感が著しく欠如している夫。それを反省する日は来るのだろうか。
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