ビルケンシュトックが医療従事者や料理人向けシューズを発売、プロフェッショナルシリーズを刷新

　「ビルケンシュトック（BIRKENSTOCK）」が、2024年秋冬コレクションのプレス向け展示会を開催し、専門職向けのプロフェッショナルシリーズを刷新することを発表した。発売は来年の5月を予定している。

　プロフェッショナルシリーズでは、EU圏で業種によって耐火性、滑りにくさ、対電性など職業靴の基準が厳しいことを受けて、1980年代から専門職向けに製品を開発して販売している。来年、ブランドが250周年を迎えるタイミングで大きくリニューアルするという。
　「トキオ（TOKIO）」と「ボストン（Bosto）」を採用した、料理人向けの「Tokio Pro」（2万3100円）と「Bosto Pro」（2万2000円）では、つま先を保護するほか、スリッピーなキッチンでも滑らないソールを使用した。ポリウレタンを用いた「ビルキー エア（Birki Air）」（1万6500円／すべて税込み）は医療従事者向けにアップデートされ、浸水を防ぐベンチレーションを搭載。脱ぎ履きの多い現場でも自分の靴がすぐわかるように、サイズ表記をヒール部分に大きくデザインした。
　担当者は「長年、専門職の現場では軽さなどの観点から競合であるクロックス（Crocs）が市場を獲得していたが、『足は人間の健康にとって重要なパーツ』という企業理念に沿い、弊社のフットベットの良さを生かし、働きながらも健康を意識したアイテムを展開できれば」とコメントした。