学情は12月7日、2025年卒学生を対象にした男女別就職人気企業に関する調査結果を発表した。調査は、4月1日から10月31日にかけてインターネット上で行われ、7715人から有効回答を得た。
男性部門1位は、伊藤忠商事。人気の理由としては、2022年度決算において多分野で大きく収益を伸ばしていることや、働きやすさの充実度があげられる。(文:長田コウ)
男性にはゲームとIT、女性にはマスコミと食品が人気
一方で男性部門では、2位の任天堂を筆頭に12位バンダイ、16位コナミグループ、27位バンダイナムコエンターテインメント、30位セガと、ゲーム関連企業が30位以内に5社入る結果となった。ゲーム好きの男性は多いイメージだが、好きな分野で働きたいという気持ちからだろうか。
また、8位Sky、19位グーグル、22位サイバーエージェント、24位アマゾンジャパン、28位NTTデータという結果が出た。女性と比べて、ITやコンサル業界の人気の高さが目立った。
女性部門1位は、講談社。次いで、2位に集英社、5位KADOKAWAとマスコミ関連企業が10位以内に5社ランクインとかなりの人気ぶりを示している。他業界では、8位味の素、11位森永製菓、14位キッコーマンといった食品メーカーが30位以内に6社入る結果となった。日頃から、馴染みのある業界には、やはり目がいきやすいのだろう。
また、6位オリエンタルランド、12位ANA、18位星野リゾート・マネジメントと、レジャーや旅行業界も高い人気を博している。コロナ禍では、衰退気味だった業界も再び人気が出てきていると考えられる。