重篤な病気を抱える人の中には、藁にもすがる思いで民間療法を受ける人もいる。イギリスに住む糖尿病に苦しんでいた女性は2016年、血液中の毒素を平手打ちによって排出するという民間療法を受けたものの、その治療中に亡くなった。当時、このワークショップを開催した男がこのほど起訴されたことを米ニュースメディア『New York Post』などが伝えている。
そんな中でダニエルさんは、シャオが主催するワークショップの「パイダ・ラジン療法(paida lajin therapy)」と呼ばれる「平手打ち療法」のワークショップに参加することにした。実はそれ以前の2016年7月にブルガリアで行われたシャオのワークショップにダニエルさんは参加しており、当時の彼女のブログには、平手打ち療法を受けて身体の広範囲が痣だらけになって毒素が出たと感じたことや、2日間インスリン注射を打たずにいたところ血糖値が急上昇し、インスリン注射を再開したことなどを明かしていた。また、今後のワークショップにも参加して病気が完全に良くなることを願っているとも綴っていたそうだ。そこでダニエルさんは、951ドル(約13万8千円)を払って2回目のシャオのワークショップに1週間参加したが、その最中に亡くなった。
画像は『New York Post 2023年12月1日付「Self-professed healer charged in death of grandmother at ‘slapping therapy’ workshop」(Carr-Gomm family / SWNS.com)(Change.org)、2023年12月5日付「Model ends up engulfed in flames after trying treatment to cure stomach issues in Thailand」(ViralPress)、2019年4月11日付「Patient claims disgraced dentist fractured her jaw: ‘I started screaming’」(Facebook)』『The Daily Star 2022年7月1日付「‘Reckless’ vegan mum starved baby son to death on diet of only raw fruit and veg」(Image: NBC2)』『The Sun 2019年7月22日付「‘KILLED BY A MASSAGE’ Pregnant model, 25, dies and loses unborn baby six months after falling into a coma during foot massage in Thailand」(Credit: VIRAL PRESS)』『Capital City Police Peshawar 2022年2月8日付X』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 MasumiMaher)