神奈川・箱根町のポーラ美術館がゲルハルト・リヒター『ストリップ(926-3)』を新たに収蔵。12月13日から開催される『ポーラ美術館コレクション選:ゲルハルト・リヒター』で初公開される。リヒターはドイツ語で「光、仮象」を意味する「シャイン」を現出させる表現が特徴の現代美術作家。同館でのリヒター作品の収蔵は2021年収蔵の『グレイ・ハウス』『抽象絵画(649-2)』に続いて3点目となる。リヒターの『ストリップ』シリーズはデジタル技術を駆使した作品群。1990年に制作された『抽象絵画(724-4)』をスキャンしたデジタルデータを細分化し、横幅0.3ミリほどの、4096本の細片(ストリップ)に変換し、その後いくつかの段階を経てこれらのデータを再統合したものとなっている。