大切な人に散々心配させられ、疲弊したという経験はないだろうか。40代前半の女性(福岡県/事務・管理/350万円)は、20年以上の付き合いがあった親友と止むを得ず縁を切ったという。
「(親友が)付き合っていた彼氏がとてつもなく最低のクズ野郎で、私は何度も別れた方がいいと言ってきたんですが、好きの気持ちをどうすることもできなかった親友。私は見守るしかないと思い、いつも話を聞いてあげることしかできずにいたんですが……」
するとある日、親友は「暴力を振るわれた」と自分の子どもを連れて、女性の家に逃げてきたという。
子どもを振り回し、私を振り回し…
女性の家で匿ってもらっている間も、親友の彼から何度もしつこく電話がかかってきた。
「私は出ない方がいい、警察に言った方がいいと言っていましたが、親友は結局電話に出てしまい、もう別れる、ちゃんと話し合ってくるからと、子どもを私に預けて彼の元へ戻っていきました」
女性は親友の代わりに、彼女の子どもたちにご飯を食べさせ、お風呂に入れた。しかし親友から連絡はなく、一晩預かることに。子どもたちは小学生で、女性にも小学生の子どもがいる。翌朝、慌ただしく学校へ行く準備をするなか、「子どもたちはどうするの」と親友に連絡した女性。すると「学校近くのコンビニまで送り届けてほしい」と返信が。
「朝ごはんを食べさせ、学校近くのコンビニで待っていると、彼氏の運転する車で親友がやってきました。親友は、ありがとう、とだけ言い残し、子どもたちにランドセルを持たせて学校へ向かわせ、車に乗ってどこかへ走っていきました。彼氏は、私と目を合わせることもなく、車から降りてくるでもなく、親友が車に戻るとすごい勢いで車を発進させて行きました」
親友の彼氏だけでなく、親友の態度にもブチ切れた女性。
「我が子を放置して話し合い、朝まで連絡もせず、子どもを迎えにくることもなく、人に送らせ、結果別れることもなく、子どもを振り回し、私を振り回し……クズ化してしまった親友と縁を切ることを決めました」
人が何と言おうと、自分で気付かないと無理
絶縁してから2年経つが、一つ心残りなことがある。
「子どもたちのことを考えると、あの時、私が通報してあげれば良かったのかって思ったこともありました」
しかし「その気持ちもすぐに冷めました」という女性。他の友人から聞いた話では、元親友は今もDV彼氏と一緒に暮らしいているそう。「キャミソールから見える腕や首はアザだらけ、目が死んでたって言ってました。友達も別れたらって言ってるみたいですが、好きだからと聞かないそうです」と誰もが呆れている様子。
「人が何と言おうと、自分で気付かないと無理なんですよね。毎回同じ話を聞かされるのも疲れるし、心配するのも疲れた。なので縁を切って良かったと思ってます。私には私の家族がいますし」
親友の子どもたちがどうしているか気になるが、縁を切った女性の決断に、共感できる人も多いのではないだろうか。
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