吉高由里子主演で、100年前に筆1本の力で結婚制度や社会道徳に真正面から異議を申し立てた女性、伊藤野枝を描いた『風よ あらしよ 劇場版』から本予告と場面写真が解禁された。
関東大震災後の混乱のさなか、ひとりの女性が憲兵に虐殺された。女性解放運動家の伊藤野枝。平塚らいてうの「元始、女性は太陽であった」という言葉に感銘を受け、バイタリティ溢れる情熱で「青鞜社」に参加すると、ジェンダー格差や貧困などの社会矛盾に異議を申し立てていく。
伊藤野枝を演じたのは吉高由里子。また、平塚らいてうを松下奈緒、野枝の第一の夫、ダダイスト・辻潤を稲垣吾郎が、また後のパートナーとなる無政府主義者・大杉栄を永山瑛太が演じる。
この度解禁となった予告編は、暮らしの中であらゆる社会矛盾に異議を申し立て、反感を買いながらも“新しい女性”の生き方についてひたむきにその思いを貫く野枝の情熱が映し出される。だが、その後の関東大震災発生による不安や混沌とした空気感を最大限に引き出した映像となった。
併せて解禁となった場面写真には、物語の中心となる伊藤野枝(吉高さん)のほか、野枝の演説を聞く大杉栄(永山さん)の姿や青鞜社を支える平塚らいてう(松下さん)。
学生時代の野枝の思いを親身にきく辻潤(稲垣さん)など、今回劇場公開に合わせて初公開となる写真含め、計12点が一挙に解禁されている。
『風よ あらしよ 劇場版』は2024年2月9日(金)より新宿ピカデリーほか全国にて順次公開。
(シネマカフェ編集部)