Text by CINRA編集部
映画『マッチング』の主題歌がAimer“800”に決定。本予告編が公開された。
『全裸監督』や『ミッドナイトスワン』の内田英治が原作、脚本、監督を務める同作は、マッチングアプリによって増えた「出会い」の裏に仕掛けられた恐怖を描くサスペンススリラー。親友の勧めでマッチングアプリに登録した輪花はマッチングした吐夢と待ち合わせるが、プロフィールとは別人のように暗い男が現れ、そこから輪花の日常が一変するというあらすじだ。来年2月23日公開。
ウェディングプランナーとして仕事は充実しながらも恋愛音痴な輪花役に土屋太鳳がキャスティング。輪花とマッチングする「狂気のストーカー」永山吐夢役を佐久間大介(Snow Man)、輪花に想いを寄せるマッチングアプリ運営会社のプログラマー・影山剛役を金子ノブアキが演じる、そのほか杉本哲太、片山萌美、真飛聖、後藤剛範、片岡礼子、斉藤由貴らが共演。
予告編は「スワイプして出会った人のことを本当に知っていますか?」という問いかけからスタート。Aimer“800”と共に、輪花が吐夢と出会うシーンや「次、いつ会えますか?」というメッセ―ジが送り続けられる様子、「僕が守ります」と輪花を見つめる影山の姿などが映し出されている。
【土屋太鳳のコメント】
衝撃の波に飲み込まれそうになる『マッチング』の世界。その世界を、母性で寄り添うような歌詞と素晴らしい音で包み込んでくださって、本当に有難うございます。噛みしめて聴きたいと思います。
【佐久間大介のコメント】
歌詞がどのキャラクターにあてはめても全部ちゃんとつながっている歌詞だなと感じたので、この作品に寄り添っていただいた素敵な楽曲だと思いました。
【金子ノブアキのコメント】
とても浄化されるといいますか、素晴らしいお声ですよね。癒されましたし、救われました。
【Aimerのコメント】
オファーを受けた時の感想
とても光栄に思いました。サスペンス・スリラーという個人的にも胸踊るジャンルでの内田英治監督の作品に、主題歌として関われることが嬉しかったです。
楽曲制作にあたって考えた世界観やイメージ、『マッチング』の脚本を読んだ感想、「800(エイトハンドレッド)」というタイトルに込めた意味について
劇中で主人公の輪花は、何を信じていいか分からない状況に置かれます。普段の生活においてわたしたちも無数の情報の波にさらされて、相対するものが、或いは自分自身の感情すら、何が真実で何が嘘なのか分からなくなる瞬間があると思います。その一瞬一瞬に、何を信じて生き抜いていくのか。脚本を読ませていただいて感じた、そんなヒリヒリした感触そのものを楽曲にしたいと思い、“極めて多い数の象徴”そして“嘘の象徴”でもある、「800(エイトハンドレッド)」という数字をタイトルにつけました。
観客へのメッセ―ジ
主題歌「800(エイトハンドレッド)」が「マッチング」という作品をみなさんの心により鮮やかに残すための、ひとつのトリガーになれたら嬉しいです。作品と共に楽曲もぜひ、映画館で楽しんでいただけますように。
©2024『マッチング』製作委員会