女の友情は時に複雑だ。中学時代から仲良しの女友達に、結婚が決まったことを報告した途端、無視されるようになったという東京都の30代後半の女性(教育・保育・公務員・農林水産・その他/年収600万円)。
「彼女は女の私から見ても美人でノリもよく、男性からのアプローチが常に絶えないような女性でした」
「きっと自分の方が先に結婚すると思っていたのに、私が先を越したことが気に入らなかったのだと今になって思います」
「トントン拍子で結婚が決まりました」
女性はその「美人でノリもよい」友人と週に2、3日のペースで会っていただけでなく、「毎日、他愛もないLINE」をするほど仲が良かった。
「彼女のお眼鏡に叶った彼氏ができると彼氏に夢中になり、常に彼氏自慢をするようになりましたが、私はよく聞き役にまわっていました」
一方で女性にも彼氏がいたが、友人には話を聞いてもらえなかったようだ。
「私にもくっついたり、離れたりを数年繰り返していた男性がいましたが、彼女は白黒はっきりしたいタイプなので、曖昧な関係を繰り返す私の恋愛事情は興味がない様子でした」
ところがこのあと、友人を驚愕させる出来事が起こる。
「『結婚は勢いとタイミング』なんて聞いたことがありますが、まさに私もふとしたときに、このタイミングが訪れたようで、トントン拍子で結婚が決まりました」
美人でモテる友人よりも先に結婚が決まった女性。しかし女性は、その友人に「早くいい人作りなよ」とよく言われていたため、「喜んでくれる」と思ったそうで、会ったときにきちんと報告することにした。
「私の元にはこれから切る予定だったホールケーキが残り……」
するとベストなタイミングがやってきた。女性の誕生日に、美人の友人のほか複数人が女性の家に集まったときのこと。
「サプライズ的に『年明けに結婚することになって』と言いました。さぞかし喜んでくれるかと思ったところ、(美人の友人は)顔色が変わり『もう遅いから帰る』と急に言い出し、他の友達も連れて帰ってしまいました。私の元にはこれから切る予定だったホールケーキが残り、何がいけなかったのかしばらく分かりませんでした」
その翌日、美人の友人にLINEをしたが「敬語で一言」返してきただけ。「会おう」と誘うも、「忙しい」と返してきて、そのうち連絡をしても返って来なくなった。
「きっと自分の方が先に結婚すると思っていたのに、私が先を越したことが気に入らなかったのだと今になって思います。私の方からも連絡をすることはなくなり、一番喜んで欲しかった20年来の友人とは絶縁しました」
と悲しげに綴った。
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