Text by CINRA編集部
映画『ゴールデンカムイ』の主題歌情報、最新予告編、キャラクタービジュアルが公開された。
野田サトルの同名漫画を映画化した『ゴールデンカムイ』は、明治末期、日露戦争終結直後の北海道を舞台に、主人公の元陸軍兵・杉元佐一が、アイヌの少女・アシㇼパと共に、埋蔵金の在りかの手掛かりが描かれた「刺青人皮(いれずみにんぴ)」を求めて旅をする物語。
杉元佐一役を山﨑賢人、アシㇼパ役を山田杏奈が演じるほか、眞栄田郷敦、矢本悠馬、玉木宏、舘ひろしらが共演する。
主題歌は『ゴールデンカムイ』のファンだというACIDMANが同作のために書き下ろした“輝けるもの”。主題歌を使用した最新予告編には、玉木宏演じる鶴見中尉が「刺青人皮をどこに隠した?」と杉元に迫る様子や、舘ひろし演じる土方歳三の刀捌き、杉元が「俺は、不死身の杉元だ!」と叫ぶシーンが確認できる。
公開は来年1月19日。IMAXで同時上映されることも発表された。
写真:操上和美
【大木伸夫(ACIDMAN)のコメント】
このお話を頂いたのは、とあるライブ出演の20分前。
大好きな漫画の実写化の主題歌というお話だったので大興奮!
すぐにイメージが沸き、(オソマのフリをして、、、)トイレに駆け込み、一気にボイスメモにアイデアを吹き込みました。
自然と共に生きるアイヌの人々の美しい生き様、土を忘れ欲望を追い求めてしまう僕達の儚い生き様。
正しさに揺れながら、迷いながらも強く生き抜く力になる楽曲として、この映画を支えられたら嬉しいです。
あらゆる一瞬の明滅の命が、「輝けるもの」になりますように。
大木伸夫(ACIDMAN)
※「オソマ」とは、アイヌ語で「うんこ」や「うんこをする」という意味。『ゴールデンカムイ』の作中にたびたび登場する単語。
【山﨑賢人のコメント】
今回、映画のために書き下ろしてくださったということで、本当に「ゴールデンカムイ」にピッタリな歌詞でした。そして、エンドロールで流れた時の、それぞれのキャラクターたちの旅、冒険、そして物語がこれからも進んでいくような力強さだったり、切なさだったり、疾走感みたいなものが感じられてすごく素敵な曲だと思いました。
【山田杏奈のコメント】
始めて楽曲を聞いた時に、すごく疾走感がある曲なのに大木さんの声の優しさがとてもいいなと思いました。作品としての力強さにもなっていますし、歌詞の中で『何かを得て、失って、それでも旅は続いていく』というような表現があって、それもすごく、「あぁ、ゴールデンカムイだな」と、じんわりと、いいなと思いました。
【松橋真三プロデューサーのコメント】
本作は、皆に楽しんでもらえるエンターテイメント大作ですが、冒頭、日露戦争二〇三高地の激戦から始まります。
様々な苦難を背負った杉元佐一が、主人公として背負う「重み」が必要であると、ACIDMAN大木さんにお伝えし、作曲をお願いしました。
甘いだけではない人生を歩んできた、いろいろ背負って生き抜いてきた大人のアーティストでないと作れないような歌を希望しますと無茶なお願いをしました。
作っていただいた「輝けるもの」は、激しくて、美しくて、胸が熱くなり、目頭が熱くなる素晴らしい主題歌となりました。
物語の最後、熱い情熱と愛を感じながら劇場を後にしてほしいと思います。お楽しみに!
©野田サトル/集英社 ©2024映画「ゴールデンカムイ」製作委員会