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「美の新たな習慣化を目指す」ヤーマン初の旗艦店が銀座にオープン 世界に向けてものづくりの精神を発信

2023年11月29日 13:01  Fashionsnap.com

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 初のフラッグシップストア「ヤーマン ザ ストア ギンザ(YA-MAN the store GINZA)」を銀座にオープンしたヤーマンが、オープニングセレモニーを開催した。山﨑貴三代社長は「われわれのものづくりの技術を最大限に取り入れた『美顔器の殿堂』をようやくお披露目できた。化粧品と美容機器の融合で提供できる、新しい美の可能性をどこよりも早く、色濃く発信していく」店舗だと期待を寄せた。

 同店は日本有数の観光地である銀座から、世界に向けて美容テクノロジーを発信し、高度なものづくりを応用した製品や体験を提案。内装デザインはデザインオフィスのアイイン(I IN)が手がけ、ブラックとゴールドを基調としたラグジュアリーな空間を演出した。1階はショップとして営業し、2階には顔専門トレーニングジム「フェイス・リフト・ジム(FACE LIFT GYM)」が2024年1月12日にオープンを予定している。
 1階では基幹ブランド「ヤーマン トウキョウ ジャパン(YA-MAN TOKYO JAPAN)」から、サロン推奨ブランド「ヤーマン プロフェッショナル(YA-MAN PROFESSIONAL)」などの美容機器、今年秋にリニューアルした「オンリーミネラル(ONLY MINERALS)」や「マカナイ(MAKANAI)」といったコスメまで、同社が展開する全ブランドのフルラインナップを展開。店内中央には、巨大な美顔器を模した「美肌光ステーション」を設置した。独自技術の“美肌光”を活用した5148個のLEDを搭載し、同社による研究・開発拠点「表情筋研究所」とのコラボレーションにより季節やユーザーのニーズに合わせて光の色が随時変化する。今後も表情筋研究所で得た研究知見を活用していく考えで、店頭で得られたデータを研究に活かすといったサイクルを生み出す計画だ。
 2階のフェイス・リフト・ジムでは、最新の美容機器を使い、トレーナーによる表情筋トレーニングを提供。従来の店舗では導入していなかったトレーナーの指名制度を導入予定で、よりパーソナルなトレーニングを用意する。銀座ならではの取り組みとして、完全個室のVIPルームを設け、業務用フェイシャルマシン「クイーンリフト」を使ったメニューも揃える。
 同店のオープンにあわせ、最新の美容機器「ブルーグリーンマスク」(税込11万円)を世界先行で発売。肌の明るさに関わる505nmの緑色LEDの特性を活かし、透明感のある肌を後押しする。マスク型美顔器「メディリフト」シリーズの技術を活かした顔にフィットするシリコン製のマスクに、346個の高輝度LEDを搭載。ムラなくハンズフリーでLEDを照射することができる。緑色LEDのほか、黄光、赤+赤外光の計3色のメニューを用意し、ネック部分のパーツもセットにした。1回10分でケアが完了する。
 なお、同社の2023年4月期の連結業績(2022年5月1日~4月30日)は、売上高が前年比5%増の429億9600万円、営業利益が同10.8%減の61億3400万円、経常利益が同26.6%減の59億1700万円、親会社株主に帰属する当期純利益が同30%減の39億1300万円だった。海外部門が中国において大きく売上を伸ばし、国内各販路も堅調な売上となった一方で、広告宣伝や研究開発への戦略的な投資により、利益面は前年を下回った。広報によると、昨今は高価格なハイエンドモデルが好調。「コロナを経て美容投資に対して、『せっかくなら効果実感をしっかり得られるものが欲しい』という考えが増えている印象。店頭でも10万~20万円台の商品の動きが良く、ハイエンドな商品の成長が期待できる」と明かした。また、9月下旬からアメリカでYA-MAN TOKYO JAPANのヘアケア機器を展開。「先日ニューヨークで行ったプレスイベントではわれわれのものづくりの姿勢に対して高い反響を得た。アメリカの既存のヘアケアデバイスの市場では、日本と比較して高価格帯製品が成熟していないため、可能性があると感じている」と語った。

■ヤーマン ザ ストア ギンザオープン日:11月29日(水)所在地:東京都中央区銀座8-9-1 銀座中央通りMMビル1階/2階店舗面積:1階 143平方メートル/2階 319平方メートル電話:03-3289-0655営業時間:11:00~20:00休業日:不定休公式サイト