11月27日、ロードレース世界選手権のMotoGPクラスに参戦している株式会社ホンダ・レーシング(HRC)は、ルカ・マリーニと2年間の契約を結び、2024年シーズンからレプソル・ホンダ・チームに加入することを発表した。
マリーニはイタリア出身のライダーで、地方選手権を経験した後に、2016年からロードレース世界選手権のMoto2クラスにフル参戦を開始。2018年からはスカイ・レーシング・チームVR46に移籍して2020年シーズンまで戦った。
2021年からはMotoGPクラスにステップアップし、2022年からはムーニーVR46レーシング・チームから参戦。バレンティーノ・ロッシの異父弟であり愛弟子でもあるマリーニは、2023年までの6シーズンをVR46とともに戦ってきた。
そんなマリーニは2024年シーズンも継続参戦が9月7日の時点ですでに発表されていたが、2023年限りでムーニーVR46レーシング・チームを離脱することが11月25日に発表。そのことを受け、今回は新たにマリーニがマルク・マルケスの後任としてレプソル・ホンダ・チームへの加入が正式に決まった。2024年シーズンは新加入のマリーニに加え、移籍して2年目のジョアン・ミルとともに戦うことになる。
また、第20戦バレンシアGPの2日後に行われるテストから、マリーニはホンダRC213Vをライドすることになりそうだ。2024年シーズンに向け、初のホンダ機にどこまで適応させて、テストを進めることができるだろうか。