学情は、20代の社会人を対象にした年収に関する調査結果を11月13日に発表した。調査は10月24日~10月31日にかけてインターネット上で行われ、181人から有効回答を得た。
「今回の転職で実現したい年収」を聞くと、「301~400万円」が42.5%で最多となり、次いで「401~500万円」が24.9%と続いた。(文:國伊レン)
「年収だけでなく、経験やスキルを得られるかも重視」
アンケート回答者からは、転職をするにあたり「今の年収より上げたい」「数十万円の年収アップを希望している」「現在の年収と同等か、50万円ほどアップの求人を探したい」との声が上がった。
現在の年収別で見ると、現在の年収201~300万円の20代が「今回の転職で実現したい年収」は、「301~400万円」が68.5%、「401~500万円」が14.8%となっている。現在の年収301~400万円の20代が「今回の転職で実現したい年収」は、「401~500万円」が52.3%、「301~400万円」が34.1%となり、大半の20代が転職で年収を上げたいと考える傾向にあることが分かった。
次に、20代の年収として、理想だと思う年収を聞いたところ「301~400万円」が44.8%で最多となった。次に多かったのは「401~500万円」で32%だった。アンケート回答者からは「平均的な年収を目指したい」「貯金や投資に回す余裕を持てる年収が理想だと思う」といった声が寄せられる中「年収だけでなく、経験やスキルを得られるかも重視している」「今の年収ももちろん大切だが、どの程度、年収が上がっていくかも注目している」と年収以外にも着目している部分があるという声も上がった。