突然、友人関係が解消されてしまうこともある。東京都の60代前半の女性(Web・インターネット・ゲーム/年収600万円)は、
「まだ30代だった頃に親友だと信じていた友人とまさかの絶縁をしました」
と明かす。(文:谷城ヤエ)
「彼女とは家族ぐるみのお付き合いもしていた中学時代からの友達で、お互い成長しながらさまざまな話をしてきた仲でした」
「しかし、お互いに子どもが生まれ、幼稚園に入る頃、私が娘を母校の附属幼稚園に入れたあたりから彼女の態度がおかしくなり……」
「今後関わらないで欲しい」という手紙が届き…
女性が娘を母校の幼稚園に入園させたことについて、「あんなところに入れるなんておかしい」と言ってきた友人。それを聞いた女性は「は??意味がわからない」と驚いたそうだ。
「お互いの母校だし、私立の幼稚園なんて山ほどある中の一つだし、何が異論なのかわからなかったです。しかし、あまり気にしないで離れた場所に住んでいたので時々会う機会があるくらいのまま過ぎたある日、手紙が届き、私のことについて悪しく書いてある文面を見て、かーっとなりました」
悪口が書かれた突然の手紙に驚きながらも「まだ友情があることを信じていた」女性は、「怒りと悲しみで何か誤解があるのではないか?」と返事を送った。
「すると、数日後彼女からの封書の中に私が送った手紙が入り、今後関わらないで欲しい旨の一筆箋が載っていました。私は何が起こったのか理解できないままポストで立ち尽くしたことを覚えています」
一方的に友人に別れを告げられた女性。「後にも先にも他人とわざわざ傷つけあって絶縁になったのはこの時だけ」と話す。
「それから思い返すと、私が知る限り彼女は過去にも大親友と呼んでいた友人を何回も似たパターンで切り捨ててきたことを思い出しました。ただ、私は当事者じゃなかっただけで遂に30歳も過ぎて私にお鉢が回ってきたんだな、と理解できるようになるまでにはかなり時間がかかりました」
友人にどんな事情があったのかはわからないが、友人の行動で女性を傷つけたことは間違いない。
「あれからまた30年近く過ぎた今でも彼女がとった行動の意味はわかりません。以来私は本当に心を許す友達をなんとなく避けてきたようにも思います」
と綴った。
キャリコネニュースでは「友人と絶縁したことがある人」をテーマにアンケートを行っています。回答はこちらから。https://questant.jp/q/LQ1RHMHG