旧ジャニーズ事務所に代わる新たなエージェント会社の新社長就任が確実視されている福田淳氏。
もともと映画業界でキャリアを積み、アメリカのエンタメ事情にも詳しいというが、いったいどのような人物なのだろうか。
「ブログや会員制経営オンラインサロンなどで発信することも多い人。その内容は旧態依然としたエンタメ業界とメディアの構造についての批判が多い。ジャニー喜多川氏の性加害問題については“タレントに罪はない、は通らない”と断罪しています」(芸能プロ関係者、以下同)
フジテレビは「いちばんダメ」
これまでの福田氏の発言や文章をたどると、エンタメ業界の古い体質への嫌悪と怒りがわかる。
「ただ、福田さんが革新的な考えなのか、新しい風を吹かせられる人なのかというと非常に疑問。むしろ良くも悪くも昔ながらの芸能関係者と思わせる発言も多いです」
今年1月、前出のオンラインサロン(主宰者は別の人物)のオフ会で福田氏はテレビ業界について次のように語っていた。
「テレビ局のキー局って全部、港区にあるんですよ。TBSって赤坂ですよね。テレ朝、六本木ですよね。日テレ、汐留ですよね。……フジテレビ? お台場? まったく夜の街がないんですよ。行っても楽しくないんですよ。フジテレビいちばんダメですね。やっぱりテレビ局っていうのは、時代に敏感な場所にないとダメ」
否めない“全時代的感覚”
夜の街への距離の近さ=面白いコンテンツ、なのか? 前出の芸能プロ関係者は、
「もちろん酒の場の話から仕事のアイデア、面白い話につながることはどのような業態でもあることだと思います。ただ、この令和の時代に、赤坂に、六本木に、銀座に近いから良い。なぜならそれらは時代に敏感な場所だから。ゆえに面白い作品につながる。このような考えは前時代的どころか平成、いや昭和的感覚じゃないですかね……。このあたりをトレンドに敏感な街だと思っている人は時代に取り残された遺物としか思えない」
少々、前時代的感覚が否めないところがあるよう。同様にオフ会では、現代の若者がお酒を飲まないことに触れて次のように話している。
「どうやってお酒を好きになったのか?って考えてみたら、10代から飲んでるじゃないですか。先輩に無理やり飲まされて、日本酒イッキだなんだかんだやってるうちに、つらいな、全然マズいなと思っていたら、ある日美味しいぞって。お酒ってそういうもんじゃないですか?」
そんな福田氏は、“快楽主義者”だという。
「オンラインサロン内で“経営者は禁欲するな”“快楽主義こそ正義”という動画がありました。“快楽を追求するためには、同調圧力を無視して、自分がやりたいようにやる”だそうです。快楽は人それぞれですが、お酒についてなど少し心配になるような発言はたびたびありますね」(オンラインサロン参加者)
福田氏は写真共有サービスの個人アカウントに多数写真を投稿している。そこにある一部の写真は、真正面から見られないようなものも多々あり……。
「仕事絡みもあるのでしょうが、ギャルをはべらせたような写真が多数。これを平気で公開できるという感覚がもう……。ましてや裏方の人ですからね」(前出・芸能プロ関係者)
“彼”は自身の快楽のために多くの人を傷つけた。あのような事件は決して繰り返されてはならない。